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子供が失敗できる公園に行ってきた話

僕が子供のころと比べて、公園では沢山のことが禁止されています。
例えばサッカーやキャッチボール、スケボーや自転車、ペットの連れ込みさえも。例えば、こんな感じで、あとは何ができるんだっけ?という公園さえもあります。

特に、火を使った遊びができる公園はほとんどありません。

人間は危険と隣り合わせだったり、失敗したりして学んでいくのに、その大事な部分を削ぎ落とした「安全」な公園だらけになっているのが気になっていました。
もちろん事故が発生すると運営側が責任をとらなければならない風潮もあり、そのリスクのために本来の自由を提供できないのだと思います。しかし、「ルール」ばかりが増えていく場所の、禁止看板を見るのは気持ちのよいものではありません。出来ないことが増えると、誰にも迷惑をかけないnintendo3DSを友だちとやるくらいしかなくなってしまう。

「自由と責任」をベースにした公園があった

そこで、友人におしえてもらった世田谷公園のプレーパークに来てみました。そこでは、地域の方がつくった遊具と、それをサポートするコミュニティがありました。

プレーパークは「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした遊び場です。
子どもたちの好奇心を大切にして、自由にやりたいことができる遊び場を作ろうというもので、1940年(昭和15年)以降ヨーロッパを中心に広がった遊び場です。
屋外での自由な「遊び」を通して得られるさまざまな体験や交流を通して、子どもたちに自主性や主体性、社会性やコミュニケーション能力を育んでもらいたい。そんな願いが込められた遊び場です。
プレーパーク事業は、昭和54年、世田谷区の国際児童年記念事業として始まりました。開設当初から区と住民との協働による事業として実施しており、今なお先進的な取り組みとして全国的にも注目されています。常駐のプレーワーカーや地域のボランティアの方たちのもとで、普通の公園ではなかなかすることができない焚き火や泥遊び、木登りなどをすることができます。 ※世田谷区HPより

実際に火を使って遊んでいる小学生や、遊具を作っている子など、自由に遊んでいる光景は見ていて気持ちよかったです。子どもたちも、飽きずにずっと自分で遊びを生み出して遊んでいました。

大人にも失敗するチャンスを

仕事をしている僕らは、つい「失敗しないように」と日々作業をしていることが多いのではないでしょうか。もちろんプロフェッショナルとしての仕事なので、常に価値を提供する責任はつきまとうという考えもあります。

しかし、大人も20歳前後くらいから仕事を始めたとすると、そこから60歳、70歳になっていくまでのほうが長い。だから、常に失敗して学ぶことが必要です。僕の場合は新しい事業を立ち上げ、撤退することを何度も繰り返してきたのでいろんな方に迷惑をかけてきたと思います。それでも、それを許して次のチャンスをくれる仲間がいたから続けて来られました。

失敗が当たり前になるような社会をつくっていきたいと考えています。子供のころからの習慣づくりも、大人になってからも。

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