お勧めのオススメ

人からのお勧めに対する反応は様々あると思う。
お勧めされても、自分の興味のない事は試さない人。
お勧めされたら、とりあえず体験して見る人。
私は割りと後者だ。

例えば、お勧め作品。これは、見て、聴いて、読む方だ。
そうすると、その人をその作品を通して知ることが出来る。
あぁ、なるほど。この人はこうしたものが好きなんだと。
そして、自分の中に普段は取り入れられないものが入り込んできて、少し世界が広がる感じがある。実際、それがきっかけではまったりしたものもある。(好きな人とかだったら、それをきっかけに話を膨らませたり出来るしね)

例えば、ファッション。
服や靴とか選んでもらうと面白い。これは、ただ私自身がファッションが難しくてわからないから頼っているところもあるけれど、人から見ている僕という人間に似合うものはどういうものか、ということを知れる意味でも面白い。自分では選ばないような服を「これは?」とお勧めされた時、自分ってこういうのもいいと思われてるんだ!と新鮮な感じがする。
以前メガネを選んでもらってこともあるけれど、全く自分では想像もしていなかったものを着けることになり、意外で面白かった。そうして、選んでもらう楽しさを覚えた。
いろんな人に選んでもらうと、その人の色が出てきて、その中でまた混ざり合って、また新たな自分が生まれる気がする。

例えば、趣味。
趣味って、布教したい人もいれば、そうでない人もいると思う。
一緒にやろうとかは違うけど、面白味はわかって欲しいとか。
世の中には、色んな趣味の人がいて、自分とは全く違う世界、自分がその中にいることが想像もできない世界にいる人たちがいる。


実際やってみて、どうしても面白みが分からないものもあったし、合わないなぁと思うこともあった。でも、それはそれ。そういう時に、相手の好きなものを否定することだけはしちゃいけない。それは、ただただ自分には合わなかっただけ。

自分の好きなものがわかってくると、新しいものが取り入れられなくなってきたりする。それは合わないと勝手に思ってしまう。
でも、そもそも今の好きなものだって、もしかしたら誰かが楽しそうにやっていて、何となく興味が湧いたものだったり、誰かにお勧めをされて最初は半信半疑でやったものだったりするかもしれない。

今の自分の好きを堪能するだけで手一杯な状態もきっとあると思う。それはそれで十分幸せだと思う。
そんな中、ふと誰かのお勧めを取り入れてみると、自分の世界がぐっと広がったりもする。

まぁ、あんまり取り入れすぎてると、時間がいくらあっても足りなくなっちゃうし、自分見失うこともあるかもしれないけどね(笑)
それはそれで面白いよ、きっと。

そんな、お勧めをオススメしてみる。

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