おーたかずお

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  • 外で食べた忘れられないPNKT飯

    お店でたまたま出会った「多分二度と食べられなさそうな」食事について書いてみました。

  • 1日1マンボ・ウーッ!

    平成4年1月末に大阪で出された「まん防要請」の期間中に「まん防よりマンボ」、と色々なマンボの動画を探してフェイスブックでシェアしたものをまとめようとしています。 が、多忙の末体調も崩してしまって更新が止まっております

  • 2024年正月のPNKT日誌

    2023年は自分がポンコツと思い知った「ポンコツ元年」でした。 2024年年明けに帰省したときのドタバタをポンコツ視点から軽い気持ちで書いてフェイスブックにアップしているうちに、 思いの外気分がノッて12000字ほどになってしまい、雑文とはいえもったいないのでこちらに再掲します。

最近の記事

外で食べた忘れられないPNTK飯(後編)

前編でとりあげた「ライスコロッケ定食」をPNKT飯として紹介するのは本当に適切なのか、という疑問がふと湧いたので、一応、「ライスコロッケ定食」というワードを検索してみた。 もしも、自分が知らないだけで、ライスコロッケ定食は世の中できちんと認められたメニューだった、というのでは具合が悪い。 ざっと見た感じだと、お店のランチメニューの中に入っているものは見つからず、家庭で作っているものが数件出てきた。添えられている写真を見ると、ライスコロッケをおかずに玄米を食べるもののようで

    • 外で食べた忘れられないPNKT飯(中編)

      前回は大阪駅前ビル某店で遭遇した白米をおかずに白米を食べさせる「ライスコロッケ定食」をマクラとして紹介した。 わざわざ「外で食べた」というのにはわけがあって、たまに自分で作る時はPNKT飯になる確率が高いから別に珍しくもなく、またこういった場所に書いてわざわざ人目に晒すようなものでもないからだ。 どうせ自分がやらかすようなこととしたら、火加減や加熱時間を誤ったり、材料の準備、下ごしらえを中途半端にしたため手順が狂ったり、材料を加熱する順番を間違ったり、あるいは、包丁で怪我

      • 外で食べた忘れられないPNTK飯(前編)

        一人住まいでもあって、自分の日常の食事において外食が占める割合は、家族で住んでいる人よりも多い。 と書き出して、一人住まいの人が必ずしも外食に依存する割合が高いとは言えないことに気づいた。 マメな人は常備菜をまとめて作ったり、冷凍保存をフル活用して食のバリエーションを増やすことと節約を両立させることに成功しているように思える。 世の中にはそのためのライフハックが多く発信されていて、多くの賢明な人が実行しているのではないか。あくまで想像だが。 自分だってできないことはな

        • 2024年正月のPNKT日誌 9(最終回)

          昨日お迎えしたブリは早速、午前中の雑煮、そして午後のブリしゃぶと八面六臂の活躍を見せた。 さすが、鳴り物入りで登場し、我々の予定を全部ひっくり返してしまっただけのことはある。 まるで大晦日にレコ大(今は「年忘れにっぽんの歌」?)と紅白など生放送をリアルタイムではしごする歌手や、正月どのチャンネルを見ても出ている売れっ子芸人のようである。 昔はレコ大に出演した後紅白に出番がある歌手は、警察が道路を交通規制して赤坂から渋谷まで先導して送り届けていたと聞いたことがあるが、今は

        外で食べた忘れられないPNTK飯(後編)

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        • 外で食べた忘れられないPNKT飯
          3本
        • 1日1マンボ・ウーッ!
          3本
        • 2024年正月のPNKT日誌
          9本

        記事

          2024年正月のPNKT日誌 8

          倉庫の件は中途半端だが一応解決したことにし、 次はいよいよ今回の(も)ミッションのメインとなる枝切りにとりかかる。 当初の思惑では、マキタのレシプロソーという強い味方を得てサクサクと枝切り作業が進んでいくはずだった。 アマゾンのブラックフライデーだかで電ノコが安くなるから機種を検討してくれ、と姉より再三催促されて、全くわからないままあれこれ比較しようとしていたが、値引き対象になっている機種は全てがマキタの充電池と互換性を持つ海外のメーカーの製品であった。 国産クオリティ

          2024年正月のPNKT日誌 8

          2024年正月のPNKT日誌 7

          墓参りの次は、実家の倉庫だ。 倉庫の敷地内にゴミを不法投棄する不逞の輩がいて、隣町の町内会長の手を煩わせたらしいという件に対処するための策を姉と相談する。 隣町と言っても昔の区分で、~町と名前がついているもの、で現代では自治会のようなくらいの単位だと思う。 小学校での集団登下校時はこの~町という単位で行っていた。今は子供が少なくなっているからそういったことはしていないかも知れない。 この旧町名ほ現在の住所表記からは一部を除いてほとんど失われているが、日常生活の中にはし

          2024年正月のPNKT日誌 7

          2024年正月のPNKT日誌 6

          夜が明けて1月3日。 前日の疲れが抜けきらない感じもあって布団が名残惜しいが、姉の「おーい」といういつものが聞こえる。無視していると次第に苛立った口調になるアナログスヌーズシステムだ。諦めて起床する。 前日の分を取り返すべく朝から多少の気合を入れて墓参りからスタートした。 姉が線香を準備するのを忘れたと言ってひと揉めする。線香はかぶって買ってしまっても、どうせいずれは使い切ることになるものだから、自分も意固地になって余計なことを言わない方が賢明だった、と後から後悔する。

          2024年正月のPNKT日誌 6

          2024年正月のPNKT日誌 5

          彗星のように現れたこのトリックスターとは「ブリ」であった。 なぜ「ブリ」なのか?詳細は省略するが、この瞬間に我々きょうだいとブリとの抗い難い縁が結ばれてしまったようだ。 果たして姉弟の正月のミッションの中に突如として差し込まれた、「ブリをお迎えする」という一大イベントに小一時間以上を費やしてしまうこととなった。 倉敷美観地区のある辺りよりもさらに西へと車を走らせ、さらにしばらくの待ち時間の後、めでたくも無事にブリをお迎えし終え、岡山市東区に戻ろうという頃には、例年の自分

          2024年正月のPNKT日誌 5

          2024年正月のPNKT日誌 4

          2日の朝は、頼まれた土産物の購入や、姉に渡すDVD、沖田神社にお返しする御札の準備などと並行しながらギリギリまでしつこく作業をして、なおかつなるべく早めに家を出た。おお、マルチタスクをやっているではないか。知らんけど。 例年の自分に比べれば非常にテキパキと、かつ抜かりなくやったつもりで自分を褒めてやろうという気にすらなった。俺でもたまには気が向けばそれくらいできるのだ、と。あくまで「つもり」だが。 商店街を歩いているとギターのケンミさんにばったりあって挨拶をする。 めでた

          2024年正月のPNKT日誌 4

          2024年正月のPNKT日誌 3

          なんだんかんだと作業を続け、日付が変わろうかという頃に、PCのキーボードの上にうっかりお茶をこぼしてしまった。 ど派手にバシャーとやったわけではなく、左側の数個のキーを濡らしてしまう程度だったのだが、言うことを聞かなくなってしまった。ここに来てこれは困る。 キーを取り外して接点を拭いたりしてみたが相変わらず挙動はおかしいままだった。これでは作業を続けられない。 完全に乾けばまた正常に作動するようになるかも知れないが、キーを外したままでいつまで待てばよいのか想像もつかない

          2024年正月のPNKT日誌 3

          2024年正月のPNKT日誌 2

          大晦日になるとちょっと良かった膝や足首の調子がまた変わってきた。 どうやら締め切りを意識するようになると痛むようになっているらしい。 世の中の締め切りに向き合っている人たちはどうなんだろうか。 元日は制作に当てたが、すっかり左の外反母趾のところが痛んでしまった。 2日から3日は帰省すると決めているので、完成はしなくてもまあまあなところまでやっておかないともう間に合わないところまで来ている。 雰囲気だけでも、と滅多に見ないテレビのスイッチをつける。 のんきな番組が流れて

          2024年正月のPNKT日誌 2

          2024年正月のPNKT日誌 1

          年末までの顛末はブログに書いたものの リンクをアーティストページにシェア済なのでそちらをご覧いただくことにする。 http://otanokami.officialblog.jp/archives/24177791.html 昨年はつくづく自分はポンコツと自覚させられた。 もういい歳でもあるし、等身大の自分をちゃんと認識することだと思い知った。 29日にむ~らさんでの忘年会ライブにはなんとか体調が間に合った感じで、昨年のように右肘が腫れ上がった状態と比べれば数倍よいコンデ

          2024年正月のPNKT日誌 1

          1日1マンボ 第2回 「THE BIG BANDS ペレス・プラド楽団」

          まん防よりマンボのほうが楽しい、と 今となっては懐かしくもあるまん防の期間に見つけたマンボの数々を。 マンボ・バカンの次にやっぱりペレス・プラドだよね、と思って探していて 見つかったのがこれ。 埋め込みが許可されていないようなのだが、リンク先に飛んでいただくと動画を視聴できるのでご安心を。 白黒時代のテレビ番組、これは貴重なものではないのか? とワクワクしながら観た。 まさに、「まるごとペレス・プラド」で、ヒット曲のオンパレード。 オープニングは「Qué rico

          1日1マンボ 第2回 「THE BIG BANDS ペレス・プラド楽団」

          1日1マンボ 第1回 マンボ・バカン

          まん防よりもマンボの方が楽しい、ということで、 今となっては懐かしくもあるまん防の期間に見つけたマンボの数々を。 今回は「マンボ・バカン」である。 「マンボ・イヤン」とか「マンボ・ウフン」は知る限り、ない。 もともとフェイスブックでシェアしたのは ゴールデンハーフのマンボ・バカンだったが、現在視聴不可能となっている。 ゴールデンハーフは浜口庫之助のヒット曲「黄色いさくらんぼ」もカバーしていて(オリジナルのアレンジは松岡直也)、マンボ・バカンと共に、あくまでいいように言え

          1日1マンボ 第1回 マンボ・バカン

          一日一マンボ 第0回 はじめに

          まずこの経緯を説明しておこう。 令和4年が明けてまもなくの1月27日に大阪府全域にまん延防止等重点措置に基づく要請が出された。 ミュージシャン、そして音楽を聴きに出かけるのが好きな方々にとってまた窮屈な時期が始まった、と半ばあきらめのような気持ちになった。 当初は2月20日までの予定であり、とりあえず3週間我慢すればまた通常の生活に戻るだろうと思っていたが、その後予想に反して、2月21日から3月21日までの延長が発表された。 仕方ないが、ライブハウスの時短営業や場合に

          一日一マンボ 第0回 はじめに