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米国で見た巨大な星条旗と愛国心

僕は2011年7月4日、旅行の中でボストンにいました。日中、観光者としてレッドソックス戦を見るためにフェンウェイパークを訪れました。

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(写真は試合が無かった7月3日にスタジアムツアーでグランドに入る事ができた時に撮ったものです。)

その日(7月4日)がなんの日か、恥ずかしながらあまり意識しないまま単に野球ファンとして球場にいた僕は、プレーボール前に行われた大規模なセレモニーに圧倒されました。

このスタジアム、アメリカらしさが随所に現れています。フィールドのライト側とレフト側の広さが左右対象ではありません。レフト側が極端に狭くなっております。右打者にとって極端にホームランになりやすいこのアドバテージを補う意味で、レフトのフェンスが10メートルを超えています。通称グリーンモンスターです。

そのグリーンモンスターの上段から巨大な星条旗が垂らされます。その迫力とパワーが忘れられません。

やがて球場の上空には5機ほどの戦闘機が、一糸乱れず、真っ直ぐにお祝いの為の飛行を行ないました。

その時、マウンドには1組の家族が立っていました。ただお父さんがそこにはいないのです。やがて球場のスクリーンにお父さんの姿が映し出され、歓喜と共に、お父さんが球場に足を踏み入れます。

戦地から戻ったお父さんと家族の再開をこの日のメインイベントとして演出していました。

この流れの中での球場の雰囲気は、第三者である日本人の僕が見てると、凄まじい一体感がありました。こうして建国を祝う事を通して愛国心を養う事を知っている国なんだと思いました。

言うまでもなく戦争を賛美しているのではありません。米国がそれで大きく成長してきたのも事実だとおもいますが、誰かの為に戦ってくれた人を大切にしたい、その気持ちを現地で感じる事が出来ました。アメリカの強さの根源の一つなのかもしれません。

7月4日が独立記念日であることを知らないアメリカ人は恐らくいないのではないでしょうか。

このことを他人事とせず、自分事として考えると、日本の建国のルーツを学ぶ事の意味が見えてきます。


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