TED（Technology, Entertainment, Design）は、アメリカの非営利団体が運営する講演会です。さまざまな分野の人物がプレゼンテーションを行っています。

TED talksに紹介されている音に関する３つの興味深い話題をご紹介いたします。われわれが生活している身の回りの音の話や、音楽とコンサートホールの話など、身近な話を専門家がやさしく解説しています。

日本語字幕もつきますので気軽にどうぞ！

1. Why architects need to use their ears
（なぜ、建築家は耳が必要なのか？）

講演者：Julian Treasure（音響コンサルタント）

Julianさんは、音響を気にせずに作った空間で起きる問題を紹介しています。音のような”見えない建築（invisible architecture）”へ注意を払うように建築家に呼びかけています。
 
”教室のお粗末な音環境が原因で、児童が先生の話を50％以上も聞き落としています”
”病院の入院患者は絶えず騒音にさらされ、ストレスにより良質な睡眠がとれません”
など、様々な示唆がされています。

2.Why noise is bad for your health - and what you can do about it
(騒音が健康に有害な理由ーそして私たちができること）

講演者：Mathias Basner（睡眠、騒音研究者）

Mathias教授は、私たちの身に回りに存在する騒音が引き起こす問題を紹介しています。
 
”交通騒音、建設、空調機、隣人の芝刈り機の音、、、この好ましくない騒音は、あなたの健康に大きな被害を及ぼしているかもしれません”
”騒音がどのようにあなたの健康に影響を及ぼすかを調べる必要があります” 
など、気になるコメントがされています。

3.How architecture helped music evolve
（いかにして建築が音楽を進化させたのか）

講演者：David Byrne（音楽家、芸術家）

音楽家であるDavidさんは、マンハッタンのクラブハウス（CBGB）からカーネギーホールまで経験したキャリアを持ち、音楽を美しく聞かせるたの空間と音楽との関係性を解説しています。
 
”演奏する場所が音楽を作るのでしょうか？”
”ワーグナーはオペラハウスを設計しました。サイズは大きくないですが、爆発的な響きが欲しくてオーケストラピットを広くし、低い音域の楽器をさらに追加しました。”

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