月城かなとさんと海乃美月さんのご卒業公演。
今回は、4回観劇することができました。
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舞台感想　宝塚歌劇　月組公演　Eternal Voice 消え残る想い　Grande TAKARAZUKA110!｜おとぼけ男爵 (note.com)
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一階席から観たり、二階席から観たり、SS席から観たり。
様々な場所から見ることが出来て楽しかったです。
そして、観る度に感じ方が違うのも、楽しかったです。

生の舞台鑑賞の楽しさは、その日、その場所でしか得られない体験をして、感動を覚えることに他ならないと思います。
「感動」や「体験」という目には見えない、私にしかわからない、でも記憶の中に刻まれる何かを手に入れる感じ。

観る度に感じ方は違ったし、作品に対する評価も変わりました。
マイ楽となった今回は、ご卒業なさるお二人を含めた出演者全員で大劇場の観客の心の中に「消え残る想い」を残して下さったったのだなあ～としみじみ感じることができました。
月組生の見事なお芝居が心に刻まれて、感動を覚えました。

当初感じていた説明不足な作品に対しての不満は消えて、別の感情が湧いてきました。
それは、メアリー・スチュアートの後悔が、
悲しい出来事をきっかけに露わとなった宝塚の伝統の悪しき部分への後悔であるように思えたことです。
あくまで、私の感じたことですが、芝居を見ていて心をよぎりました。
同じ過ちを犯してはいけない。
だけど、過去への敬意を失ってはいけない。
残すべきものと、無くすべきものを判断して、よりよい未来を創り出すことが、今を生きる者に科せられているのだ。
そんな風に、感じられました。

芝居って、その時の自分の感情や精神状態も含めて受け止め方が変わるものだなって改めて思います。
宙組再開が決まり、お稽古が始まったというニュースが私の頭の中にあったせいかもしれません。
宙組生が無事に舞台に立てますように。
いわれのない誹謗中傷にさらされませんように。
舞台人として全力で舞台に立ち向かえますように。
精神的にも、肉体的にも宙組生が健康でありますように。
私は、そんな風に祈っています。

さて、ショー。
もう、これは、何度も感想で素晴らしいって書いたけれど、初舞台生のはじけるようなロケット、卒業されるジェンヌさんへのはなむけ、れいこさんとうみちゃんの美しさ、楽しい客席降りなど、もう、泣き笑いに忙しい体感5分のショーでした。

満足のいく観劇でした。
ちなみに今回のランチはこちら

そして、明日は千秋楽。

千秋楽が終われば、劇場周辺は淋しくなりますね。今回は、一か月以上公演がないのだから、周りの商店なども大変だろうと推測します。
宝塚歌劇団が、厳しくも愛がある場所で、過ちが繰り返されない場所で、タカラジェンヌが誇りを持って舞台に立てる場所でありますように。
ファンの誰もが躊躇なく観劇を楽しめる日が、早く来ますように。

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