記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

舞台感想 ファントム 二度目の観劇 まあやがちょっぴり心配

7月の末に、梅芸でファントムを観劇しまして、大感動しました。

感想はこちら
舞台感想 ミュージカル ファントム まあやにぞっこん!|おとぼけ男爵 (note.com)

まあやのファンクラブにも入会しましたので、今月はファンミーティングにも参加します。
楽しみだなあ~

先日、ファントム東京公演のチケットが手に入ったので、二度目の観劇をしてまいりました。

キャストは、梅芸で観た時は、
エリック 城田 優
シャンドン伯爵 大野拓朗
カルロッタ 皆本麻帆
でしたが、今回は
エリック 加藤和樹
シャンドン伯爵 城田優
カルロッタ 石田ニコル
ということで、別キャストの公演を観ることができたわけです。

やはりキャストが変わると、印象も変わるものですね。
今回は、一階のS席でしたので、通路を歩くキャストも間近に見られて、三階席だった梅芸とはドキドキ感も違います。
座席やキャストの違いで、同じ作品を見たとは思えない程違った印象で、今回も大感動いたしました。そして梅芸のときはそれほどではなかったのですが、今回は号泣いたしました。
やはり天から見下ろすような座席と、キャストの傍にいるような座席では入り込み方が違うのでしょうか。
嗚咽をこらえるのに苦労しました。

ダブルキャストの印象の違いを書いてみます。

まず、エリック
前回の城田 優さんは、前回の感想で「駄々っ子と残酷な男の顔が交互に見えるような不安定さに、どこか得体のしれないファントムの恐ろしさがじわじわと迫ってきます」と書いているように、「怪人」感が強く感じらました。
加藤和樹さんのエリックは、「駄々っ子」感が強く感じられました。
善悪の区別のつかない子供がそのまま大きくなってしまった。
残酷な発想をキャリエールに叱られると、冗談だと言い訳をしますが、本当に悪いことだと思っていない「子供の残酷さ」を感じました。
その子供っぽさのせいでしょうか、今回はYou are my ownで号泣しました。

シャンドン伯爵
前回の大野拓朗さんのシャンドン伯爵は、かっこいい王子様。どんな女性でもメロメロになりそうな正統派のかっこいい伯爵で、クリスティーヌが簡単に落ちないのが不思議なくらいでした。
一方、城田優さんのシャンドン伯爵は、最初手慣れた遊び人に見えるんですよね。クリスティーヌが遊ばれないか心配になってしまうような伯爵です。ところが、伯爵が本気になっていくほど無垢な感じになってきて、逆にクリスティーヌに翻弄されているように見える。面白いなって思いました。
もちろん、どちらの伯爵も魅力的でした。

カルロッタ
皆本麻帆さんのカルロッタは、歌が下手というよりは、聞いていると不快になる感じ。性格の悪さが歌にも出ていて、それがすっごく嫌らしく感じるという印象でした。
一方、石田ニコルさんのカルロッタは、醜い声を気にせず歌ってしまう面の皮が厚い女って感じで、これまた憎たらしい。
甲乙つけがたい魅力があります。
どちらのカルロッタもアランからはすっごく愛されていて、アランは哀れだなって思いますけれどね。

ちょっと驚いたのが今回の少年エリックの井伊 巧君。
声の出し方が良くて、上手いなあって感心しました。

そして、まあや。
ホントに頑張っていて、素晴らしいです。
今回は、エリックの素顔を見てしまって、腰砕けになるシーンが印象に残りました。
前回の記憶が定かではないのだけれど、今回はしっかりエリックを直視して、逃げ出すという感じでした。
驚き、怯えているけれど、逃げてはいけないと自分に言い聞かせているような、それでも逃げずにはいられない大きな恐怖を感じて葛藤しながらも逃げてしまうクリスティーヌ。今までで一番好きだなあって思いました。

レッスンしながら歌が上手くなっていくシーンも、ちゃんと上手くなっていくんですよね。
歌の上手い人が、下手から上手くなる微妙な違いを演技するってすごいなあって思っちゃいます。

そしてベラドーヴァのダンスが一層、訴えかける力を増していて凄い。
宝塚時代はダンスの人って感じはなかったけれど、今やダンスの人でもある。何もかもが向上していく。本当に、努力家だよなあ~

やっぱり、まあや凄いよ!

素晴らしいです。
本当に、素晴らしい公演。
こういう素晴らしい作品で、号泣するのって気持ちいいのよね~
心が浄化される感じがして爽快!

ただ……ちょっと心配
まあやが心配。
疲れがあるのでは? と心配になったことが二つ……
一つ目は、登場シーンで舞台に上がる時、階段に躓いて転びかけたのよね。
もちろん、身体能力が高いから転ばずに、何事もなかったように演技を続けたけれど、ヒヤっとしました。
もう、一つは、ビストロで、シャンドン伯爵の名前を間違えたのでは?
(私の聞き間違いだったら本当にごめんなさいです)

今回のエリック役は、ダブルキャストな上、城田さんが二役なさるから、昨日エリックだった人が、今日はフィリップなわけですよね。
混乱してもおかしくない状況。
観ている方だって、キャストの演技の違いをこれだけ感じる訳じゃないですか。演じる方は、もっとでしょうね。
まあやは、毎日毎日相手役にあわせて、様々に感情を入れ替えながら演じているわけでしょ。
これは、単純に体力的にハードなだけではなく、精神的にハードですよ。

だから、ちょっぴり心配です。
まあやが疲れないように祈るばかりです。
どうぞ、無事千秋楽を迎えられますように。

そして、ファンミーティング。
楽しみだな~

宝塚歌劇以外の過去の舞台感想まとめはこちら
宝塚歌劇以外の舞台、映画感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

宝塚歌劇の過去の舞台感想はこちら
宝塚歌劇 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)



この記事が参加している募集

舞台感想

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?