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新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1


新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1

 あまりにも有名なファンタジー小説、指輪物語の第一巻です。
 名作であることは、間違いありません。

 けれども、万人にお勧めできるかと言えば、そうではないと思います。
 現に、私は、最初に読み始めた時、序章でリタイアしてしまいました。序章のホビット庄【しょう】の説明が、退屈だったからです(^^;

 物語の舞台であるホビット庄を、説明しておきたいのは、わかります。
 でも、物語が動きだす前から、いきなり延々と説明が続いても……そもそも、その舞台に愛着が持てないので、退屈です。

 しかし、稀代のファンタジー小説を読みたいなら、ここが辛抱のしどころです。
 とにかく、序章を読んでしまいましょう。流し読みでかまいません。綿密に読まなくても、その後の物語を読むのに、支障はありませんから。

 一章に入って、物語が動き始めれば、だんだん、中に入り込めます。
 この第一巻では、やっと、主役のフロドが、サムやメリーやピピンと一緒に、旅立つ決意をするところまでです。これから、長い旅が待っています。

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

序章
 一 ホビットについて
 二 パイプ草【ぐさ】について
 三 ホビット庄の社会秩序
 四 指輪の発見について
 ホビット庄記録に関する覚え書き

一 待ちに待った誕生祝い
二 過去の影
三 三人寄れば
四 茸【きのこ】畑への近道
五 正体をあらわした陰謀



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