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行氣で身体デザイン


あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

私自身の昨年は
野口整体出張スタイルがはじまり、
プライベートではものづくりの依頼や、
横浜市青葉区のフリースペースで子ども達に木工の講師で呼んで頂いたりと、
実は色々やったな。としみじみしました。


今はスパイス収納として
使っています。
杖術用の杖
楓とハナミズキの木
服飾作りの方へ
ボタン製作


日本生まれの野口整体が、
まだまだ敷居が高かったり、スピリチュアルなイメージをもつ方が多い現状を、少しずつ変えていくこと。
野口整体の入り口を広げていくことが、この業界では若いほうの私に出来る役目かなと思っています。

整体には、何年も修行して得られる手技から、日常でサッと出来る、しかも現代の暮らしに合った技もあります。
特別なものとしてではなく、家庭やお友達同士ですこやかさの自給自足を目指す。
そんなコミュニティを広げていきたいと思います。


年始には、お正月らしからぬニュースが飛び交い今も被災地の方々は大変な渦中かと思います。
私たちの『日常生活の支え』とは何だろうか。と考えるきっかけになった方もいるのではないでしょうか。

私たちの無意識にしてしまう行動の中に、自分の経験が刻まれていることがあります。
不安感を抱くような映像が流れて自分事のようにわなわなと落ち着かなかったり、つい色々想像してしまう。

それより、今自分に出来ることにフォーカスして頭と身体を動かす日々が、有事のときもサッと動ける基盤をつくるのではと思います。
淡々と、やれることを精一杯やって生きましょう。


今日は呼吸、息のお話です。

生徒さんが
私のお腹を観察している様子


呼吸と共に人の身体はふくらみ、しぼみ、
それに伴って身体は緊張し、弛緩する、を繰り返して疲労を回復させます。
「呼吸が浅いんです。」というご相談を受けますが、呼吸が浅くなる理由は


□胸や呼吸器の動きが鈍くなっている
□心理的な理由、警戒心から胸をかためている
□季節の疲れで、湿度が高くて息がしづらい
□お腹がかたくなっている

など様々です。

呼吸が浅い。といっても、
実は肺や呼吸器だけの問題ではないということです。

肋骨や胸骨がかたければ
体操などで胸を動かすアプローチ、
湿気が原因であれば
水捌けを良くするため腎臓の手当て、
お腹がかたくて息が入らないのであれば
お腹の手当て、
心理的要因であれば、
そのストレス原因となる環境改善

と、その人に合わせた手当てや生活指導が必要になります。


見当違いの手当てをしても、呼吸は深くはならないので、やっぱりどうして呼吸が浅くなるか。を観察するチカラを養うことが大切です。


□息を行ったり来たりさせる。- 行氣する -


以前の記事で基礎稽古の合掌行氣法をご紹介しました。
意識をめぐらせながら、手のひらに息を行ったり来たりさせるのが合掌行氣法でした。
行氣は手のひらのみならず、全身に行えます。


右肩と左肩、どちらが凝ってるか?
と聞かれたら、自然と左右の肩に意識しますよね?

そんな意識をさらに丁寧に、
頭やお腹、骨盤、脚、各部位にも巡らせます。

最初は肩が痛いとか、腰が張ってる。
ということにばかり気をとられていますが、
自分をよく内観するクセをつけると、
肩や腰よりも、
頭がずっしり重いことに気づいたり、
そもそも骨盤だけ意識が出来なかったり、
さまざまな場所に隠れる根本的な偏り疲労に
気がつくようになります。

そんなに難しく考えずに
どこがこっているかを丁寧に観察する。
吐く息と共に、疲れを吐き出すイメージ。
特別な手技がなくとも、いつでも出来るケア方法です。

人が触覚で感じる刺激は
圧痛、温冷、摩擦、湿度、さまざまです。
刺激が長く、強ければ強いほど、『やった感』は得られます。
いくら癒しのための刺激とはいえ、刺激を感じることは体力も消費して、実は疲れることです。強い刺激に慣れると、より強い刺激を求めるようになっていきます。

強い刺激は料理でいうとトンカツ。
作る手間もかかり、こってり重めです。

行氣は料理でいう出汁。
サッと使えて万能です。

たまにトンカツは食べたくとも、毎日食べれば舌が鈍るように、行氣は薄味な家庭料理の出汁として、毎日やって欲しいことです。

わたしの身体に触れてもらうと、
「こんなに膨らんだり、しずんだりするんですか?」と
驚かれることがあります。

健康な人の身体を実際に見て、触れ、それを基準に自身や他の人と比べることが出来ることは、実際に指導室にいらっしゃる良さでもあるかもしれません。

人に実際に手当てをするだけでなく、
人の稽古を見ること、手当てを受けることも、稽古のうち。
指導室には、健康な人の身体を見て、触って、自分の身体をデザインし直すつもりでお越し下さい。

なんでも技は見て盗んで、ぜひ日常的に
使えるようになって頂けたら幸いです。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。


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