転職活動で内定を勝ち取る為に必要な自己分析の方法とは?

自分は右も左もわからない状態から転職活動を始めて、結果2か月で4社から内定を頂き、結果的に現職から年収が1.5倍くらいになる会社に転職を果たすことが出来ました。
今回は転職活動をやっていくうえで必要不可欠な自己分析について自分の経験について書いていこうと思います。

普通に現職で働いているだけではここまで自分自身に向き合うことはなかった

そもそも転職活動をはじめてよかったと思ったことのひとつが自己分析。
普通に現職で働き続けるだけであれば、現状大きな問題がなけけば自己分析の必要性など一切なかった。
具体的に自分を見つめなおす自己分析をこの歳でしっかりと行えたこと自体が、転職活動を始めてよかったと思えたほどだ。
ではここからは具体的にどのように自己分析を進めていったかを書いていこうと思う。

転職活動における自己分析の目的は二つ

転職活動における自己分析の目的は大きく分けて二つある。
・企業に自分自身を的確にアピールする為
・自分が本当に行きたいと思う企業を選ぶ為

ではこれらの目的を果たすためにどのように自己分析を進めていけばよいか?
少し具体的に自分がやったことをまとめていこうと思う。

自己分析① 自分はこれまでどんな経験を積んできたのか

自己分析を進めるうえで、まずは自分の経験の棚卸しからやっていった。
個人差はあれど、これまでの人生でどのようなことをしてきたか、
現職での経験や学生時代の経験などを思い出して時系列ごとに箇条書き。やってきたことから、アピールできるような”○○の経験”という形に置き換えていく。
自分の場合は車関連のソフトウェア開発とLinuxでの開発経験、Windows上で動作するデスクトップアプリケーションの開発経験をそれぞれ積んできたことがこれにあたる。
細かいところまで掘り下げると、どのようなツールを使ってどのようなプロジェクトで仕事をしてきたか。
この辺りの掘り下げが、次の②につながっていく。

そして案外重要で面接でもよく聞かれるのが"プロジェクト内ではどのような役割だったのか"ということ。
リーダーだったのか、リーダーをフォローする役割だったのか、最前線でソフトウェアを作っていくメンバーだったのか、お客さんの要望などの情報を収集してくることに長けていたのか。
ここが明確になっていると、企業としても欲しい人材かどうかの判断がしやすくなる。

自己分析②自分は何が出来て何が出来ないのか

自分の経験を掘り下げたら、次は自分に出来ることのリストアップ。
Will/Can/Mustの関係でいくとCanを導き出す作業になる。
○○のような経験があるので、この経験が生かせる△△はできる。
のような感じだ。
ただここは経験がそのままできることとなる場合が多いと思う。
車載ソフトの開発経験があるので、車載ソフト開発が出来るという感じだ。
これらに加えて、”自分の得意なこと"というのも明確化しておく必要がある。(なぜなら必ず聞かれるから)
これは人との比較ではなく自分の中での得意なことというものを探す必要がある。
ここはこれまでの経験で人から感謝されたりしたときのことを思い出してまとめることで自分自身が得意としていることというものを絞り込んでいくことが出来る。

自己分析③ 自分は今何がやりたくて、将来的にどうなりたいか

今度はWillを探す作業。ここが一番難しい。
ここを探すために、なりたい自分、理想の自分というものを考えた。

この作業では”憧れている人、この人みたいになりたいと思う人は?”という質問が有効
すごいと思う人は数多くいれど、”この人みたいになりたい”と思う人というのは案外限られる。
自分の場合は大学からの先輩で、いつかこの人みたいになりたいと思っている人がいる。というか正直自己分析を経てそんな風に思っていたんだということに気づいた。
ではそのゴールに近づけるような人生を送るためにどのような選択をしていけばよいか、という形だ。

これらを元に、では"どのような仕事をしていきたいか"というところに落とし込む。
どんな製品にかかわりたいか、どのような立ち位置で仕事をしていきたいか

自分の場合は今の仕事の中でもお客さんからの要望をまとめて形にしていくという作業が好きだったし、この分野でもっと責任ある立場で実践していきたいと思っていた。

大学からの先輩が、とにかく聞き上手で、みんなから好かれるような人だった。その人のように相手の話を聞いて相手の要望をかなえるような開発の仕事をしていけたら、というのが私のWILLかなと思った訳だ。

自己分析④ 自分が大事にしているものとは

これまでは、自己分析の目的の一つである”企業に自分自身を的確にアピールする為”に向かっていたものだったが、こちらはそうではなく"自分自身が本当に行きたいと思う企業を選ぶ為"の作業になる、
どんな会社で働きたいのか、自分が大事にしているものとはなんなのか。
自分の場合はこんな感じだった
・家族との時間の確保。残業は多くてもいいが毎日家族との時間が確保出来る程度とはしたい
・休みの日まで仕事は持ち込まない
・ライフスタイルが変化するような転勤はしたくない
・仕事のやりがいも大事
これらはいずれも譲れないものであり、いくら給料がよくてもこれらが守れないような会社にはいきたいくないなということがこの自己分析で見えてきた。

己を知ることで戦の半分は勝ったようなもの

自己分析をしっかりやることで、己を知ることが出来れば、もう転職活動は勝ったようなものだ。
・自分に出来ること
・やりたいこと
・将来進んでいきたい方向
・大事にしていること

これらが明確になっていれば、面接でどんなことを聞かれてもおおよそ答えは導き出せるし、企業を選ぶうえでも、内定が出たあとに決断する場合でも、基準とすべきものが明確になっているのだからその答えは導き出せる。

とはいえ、自己分析は一朝一夕では終わらない

自己分析は一朝一夕には終わらず、時間がかかる作業だ。
自分を見つめなおすとは、できない自分を直視することにもなるので非常につらい作業にはなる。
しかし、最初にも書いたように自己分析をしっかり行うことは自分自身の財産になる。
これからの人生で何かの選択を迫られたときに何を基準に決めていけばよいか迷った場合、その基準が既にできているのとできていないのとでは大きく変わってくる。自分自身が自分で分かっていない状態というのは、自分の人生の舵取りが行き当たりばったりになることにもつながる。

自分がどうありたいか、どうしていきたいか。
転職活動が終わった後でも常に自分で自分を確認して、把握し続けることが重要なのだ。

転職を進めるうえで

転職活動を進めるうえで役に立った本をまとめました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?