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何故か女性間では許されているハラスメント発言

コンプライアンスに厳しい昨今、男性から女性への発言は大変シビアになっている。
自分も大人の女性に使う言葉というのは細心の注意を払っている。

しかし、実は女性間ではこんなことが許されるのか?というハラスメント発言が横行しているようだ


最大のタブー「子供問題」

妙齢の未婚(又は子供のいない)女性に絶対に振ってはいけない話題、それが「子供」だ。

「子供つくらないの?」
なんて安易に言おうものなら完全にコンプライアンス違反。厳しい職場なら懲戒処分の対象になりうるものだ。
子供を作る作らないはあくまでも選択の一つではある一方で、これは授かりものである。
いいご縁があり、運よく授かった人に子供は出来る。それだけなのだ。

何故か女性同士だと最大のタブーも突破する

これはうちの奥さんが言われたことだ。
職場で色々と気遣いや根回しが上手な女性の同僚がいたのだそうだ。その方に
「気が回って凄いですね、どうしたらそんな風にできるんですか?」
とうちの奥さんが聞くと

「それは子供を育てたことがあるかどうかの違いだね」

と言われたそうだ。
これ、奥さんは相当にショックを受けていたそうだが、それを聞いた自分は、そんな発言が許されるということにショックを受けた。

ちなみにその人は同世代で、その人は子持ちでありうちの奥さんには子供がいない。
そして、男性はそうでもないが女性は子供を育ててこなかったこと(あるいは授からなかったこと)に対するコンプレックスが非常に強いようなのだ。
それゆえにショックは非常に大きなものだったそうだ。

もしこれを言ったのが男性だったら

上記の発言、もし男性が言ったとしたらやはりコンプライアンス違反だろう。
では何故女性同士だと許されるのか。傷つき方が違う?言われた方が傷つくことに変わりはないだろうに、、、、

暴言や悪口に厳しい世の中になったのはよいと思う

コンプライアンスが厳しくなって、生きずらい世の中になったという人がいる。
確かにあれやこれやで厳しすぎるところがないわけではないが、それでも人が人を傷つけるのが当たり前だという世の中よりはずっといい。

子供の頃、本格的ないじめまではいかなくても暴言や悪口の類は多く存在した。その多くは見過ごされ、言われるような弱い自分が悪いという状況だった。
新入社員の頃、今でいうパワハラが横行し、仕事の不手際を超えて人格否定をされたり長時間叱責されたりしていた。

そんなことが当たり前ではなく、あってはならないという風潮になったことはいいことだと思う。
これで息苦しく感じる人はきっと誰かを傷つけて来たのだと思ってしまう。

女性同士のハラスメントは見過ごされているかも

そんななか、上司部下という分かりやすい上下関係や男性から女性という性別の壁が存在しない女性間でのハラスメントはなかなか扱いが難しいのだろう。
これまで見過ごされてきた領域なのではないかと思った。
言われた側も大事にはしたくないだろうし

今後はこの辺りも見過ごされることなく、多くの人が生きやすい世の中になればいいなと思っている。

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