おトモ

私の頭の中のあれやこれやをひたすら言葉にしています。この思いが消えないうちに言葉にした…

おトモ

私の頭の中のあれやこれやをひたすら言葉にしています。この思いが消えないうちに言葉にしたい。

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また書きたくなったから、また書いてみようと思います

そういえばしばらく長い文章を書くことやめていた。 ブログをやめて以来、自分の中では結構な時間が流れたような気がします。 ブログを再開してしばらくは楽しかった。また色んなことが書けて、たくさんの人から共感をもらえて、どんどん書きたい気持ちが強くなっていった。 でもいつからか「この文章が誰かの役に立っているのかな?」「ただの日記になっているんじゃないかな?」「商品を勧めるだけの記事になっていないかな?」とブログの方向性に疑問を持ち始めた。それから画像を加工することが億劫になり始

    • 突然のことがあった時、その人の経験が出るよね

      突然ですが、今日事故に遭いました。 父の運転する車が交差点で信号待ちをしている時、後ろから追突されました。 その衝撃と事故にあった驚きとでしばらく呆然としていました。 父は「これはやられたな。」と一言こぼしてさっと車を降りていきました。私はその言葉にハッとして急いで父の後を追いかけて車を降りたのでした。 父と相手の運転手が話しています。ですが相手はすぐに示談に持ち込もうと話しを始めてきました。うーん、これはなんとも面倒なことになりそうな空気。父に一方的に話しているのがわか離

      • こつこつやっている時はその光が見えない

         春休みが始まった頃のお話です。  長女にとっては学校生活初めての春休み。今まではなんの準備もなく次のクラスになるので休みが嬉しかった春休みでした。  それが今年は勉強を積み重ねた結果の2年生への進級。彼女は春休みが始まってお休みなっているのにも関わらず浮かない顔をしていました。  どうしたの?と尋ねてみると「不安なの。」と返事があって俯く長女。この感覚、なんとなく分かるな〜と私は思っていました。  時間を空けるとこれまで習ったことを全て忘れてしまうのではないか。2年生から

        • あの頃の私を助けたかった

           次女のバスを見送って、遊具へと走っていく末っ子の後を小走りで追いかけていた。  今日から始業式、3人の子どものうち2人がそれぞれの場所へ。残るはまだまだ小さい末っ子だけ。だからちょっとのんびりできるな〜。ふふふと笑いながら先に遊具に辿り着いて遊んでいた末っ子を眺めていた。  末っ子の視線が公園外に向いていて、その視線の先に末っ子と同じくらいの女の子とお母さんがいた。そのお母さんは年齢は私と同じくらいかな?お母さんは赤ちゃんを抱っこしていた。  ご挨拶して、しばらくはお互い

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        また書きたくなったから、また書いてみようと思います

          そんなに頑張らなくていいんだ〜と思った話

           まずは夫さんのエピソードを2つご紹介します。  一つ目は歯医者さんでのお話です。  とある日、私たち家族は歯医者さんに行きました。次女は診察中、末っ子はウロウロしてしまうので夫さんに抱っこされ、長女はそんな夫さんの横に座って順番を待っていました。  病院の待合室では音楽が流れていることが多いです。その歯医者さんでも流行りの曲が小さな、でも歌詞が聞き取れるくらいの音量で流れていました。その音楽は長女の耳にも届いていて、彼女はアイドルを小さな声で口ずさんでいました。  全ての

          そんなに頑張らなくていいんだ〜と思った話

          チョコレートとエッセイ、それから苦いもの

           昨日は久しぶりの長文にうきうきしながら寝床につきました。 「やった!久しぶりに書きたいと思って行動に移せた!これは自分の中でとても良い進みだ!」と!がいっぱいつくほど嬉しくてちょっと興奮気味にお布団に入ったのでした。  その興奮は翌日も冷めなくて。好き勝手に書いた文だったけれど、みなさんからのスキが予想以上に嬉しかったんです。読んでくれてありがとうって。  それで今日も子ども達と過ごしながら空を見上げたりしていたんですよ。  北国の春は暖かいと言っても6℃くらいでね。日差

          チョコレートとエッセイ、それから苦いもの

          張り合いのない日々なんていらないよ

          子ども達が絶賛発熱している。 リビングに敷いた布団で仲良く寝ている。 部屋には苦しそうに息をする子ども達と私。 看病と言ってもやることはあまりなく。 子どもが生きているかどうかの確認がほとんど。 時々お布団をかけるだけ。 ご飯にゼリーやアイスを渡すだけ。 時々お水を飲もうと促すだけ。 だから私はとても手持ち無沙汰だ。 作りたかった角煮を作ってしまった。 カーテンを洗濯してしまった。 ブログを3本も書いてしまった。 読みたかった小説も1遍読んでしまった。 こうやってnote

          張り合いのない日々なんていらないよ

          どうかこの夏よ、ゆっくりと過ぎていってはくれないか

          日差しが眩しくてカーテンを閉めている寝室で子どもの寝かしつけをしていた。昼間だというのに薄暗い寝室で子どもの顔だけがはっきりと見えて。その顔は私をしっかりと捉えながらも笑っていた。何が楽しいんだろうか大人の私にはわからないけれど。寝る前の子どもっていつも楽しそう。眠いはずなのに抱きしめると逃げようとする。なぜだろう。 時折涼やかな風が吹いてきて揺れるカーテン。そこから差し込む日差しの強さに目がちかちか白と黒が入り混じる。子どもも気になって私とカーテンを行ったり来たり。ただそ

          どうかこの夏よ、ゆっくりと過ぎていってはくれないか

          夏の興奮冷めないうちに

          今日海に行ってきた。 今年初めての海にお出掛けだった。 私の住む場所では海は特別なものだ。 すぐ近くに海があるが海水浴ができる場所は少ない。 そして大概が夏にしか入ることができない。 そんな近くて遠い場所。 だから海に行く、というのは一大イベントなんだ。 仰々しく、盛大に、大満喫するために、色々と準備をする。 浮き輪を持って、テントを持って、お弁当を持って、おやつを持って… そんな前夜の準備さえ心躍る幸せの1ページになる。 当日はいつもより早起きが決まり事。 みんなそわ

          夏の興奮冷めないうちに

          人と合わなくなったと感じたとき

          最近なんだか近くにいる人たちと話が合わなくなったなぁと思っていました。 先日あった親戚の集まりにて。 内容はどこの誰が元気ないとか、この先が心配とか、政治がどうのこうのとか、とにかく内容が暗いなと思ったんです。 中でも変だなと思ったのが誰の口からも「幸せ」と言う言葉が出なかったこと。 それくらいみんな不幸自慢ばかりでした。 私ももちろん色々言われました。 『いつかは働くんでしょう』 『子どもいっぱいで大変でしょう』 『夫さんばかりが子どもの世話をするなんて』 『夫さんの稼

          人と合わなくなったと感じたとき

          オムライスにはケチャップが普通ですか?

          オムライスにかけるものと言えば、そうケチャップですよね。ケチャップが一般的。ほとんどの人がケチャップをかける。言わばケチャップの「普通」の状態なんでしょうね。 私もその「普通」を信じて疑わずに生きてきました。たまにデミグラスソースに浮気することもあったけれど、デミグラスソースは「特別」でケチャップは「いつもの」「普通」の時のものでした。 中のケチャップライスとの相性も良いですよね。卵とも。ケチャップの赤が卵の黄色とよく合い食欲をそそる見た目にもなります。もちろんそれが美味し

          オムライスにはケチャップが普通ですか?

          憧れと、嫉妬と。

          日常生活やSNSで様々な人に出会います。 素敵だなと思う人との出会いは本当に鮮明で、明るく、時にはまぶしいほどです。 素敵だな。 素晴らしいな。 すごいな。 そんな感情でいっぱいになった時、私の胸はあたたかさでいっぱいになります。 素敵な出会いに感謝し、嬉しさで躍り上がります。 そんなあったかい気持ちだけを抱えていれたらいいのに。 私にはその裏返しも簡単に起こります。 羨ましいな。 ずるいな。 私には無理だな。 いいな、と思う気持ち以上に寒々とした気持ちが沸き上がるこ

          憧れと、嫉妬と。

          父が表彰された話

          先日、父が新聞に載った。 振り込め詐欺を未然に防いだことで警察から感謝状を授与されたとのことだった。 新聞の地方欄に小さく父が賞状を持って写っていた。 父は大学卒業後に地方の金融機関へ就職。ひとつの会社を定年まで勤め上げた。大きな功績こそ残してはいないが昔は地方の支店長を任されていたこともあった。今は再雇用され地方の小さな銀行の一社員として勤務している。どこにでもいるようなサラリーマン。その典型のような人だ。 世の中は何かを成し遂げなければならない、そんな空気に満ちている

          父が表彰された話

          アイスが溶ける前に

          私はアイスが苦手です。正確にはアイスが苦手、ではなく「アイスを食べるのが苦手」だったりします。 一つは知覚過敏だったから。だったからと言うのは少し昔のお話。今はもう普通にアイスをかじることだって出来ます。ですが20代の時はそれが出来ませんでした。 私は歯磨きをしっかりと教えられてこなかった家庭に育ちました。私の父は60代。もう半分以上の歯が入れ歯になっています。それを聞くと子どももそこまで熱心に歯磨きを教えられてなかったんだろうなぁというのがわかるかと思います。 大人にな

          アイスが溶ける前に

          母のプリン

          昼食後、私はプリンを食べていた。冷蔵庫に残っていたプリン。父がコンビニで買ってきてくれたもの。窯出しプリン。1つ200円ほど。 上は少し硬めの皮で覆われていた。膜、と言ってもいいのかな。このちょっと硬めの部分が正直あまり好きではない。その部分を削ぐように食べてしまう。そうすると中からは黄色くてまさにプルンプルンのプリンが現れた。そうそう、これこれ。私はプリンの滑らかで柔らかいこの部分が好きなんだとぱくつく。 食べながらふと母のプリンを思い出す。それはオーブンから取り出すと

          母のプリン

          大人にはいつなれるんですか?

          それは今日の夕飯のこと。 何気ない夕食の風景でした。いつものご飯。いつもの味噌汁。いつものおかず。変わり映えはしないけれど安定の味がする食事を用意した気持ちでいました。私としては今日も色々作ったぞという満足感すら覚えていました。 不意に誰のごはんが美味しいか子ども達が盛り上がりました。 「私はばばのごはんが1番好き」 そう言ったのは長女。 次女は何かを察してか「私はお母さんのご飯が好き。給食も好き」と答えていました。 あーあ、なんか全部やんなっちゃうなぁ。 今まで積み重

          大人にはいつなれるんですか?