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【47.バイエルを弾こう♪】原書番号1番第1変奏〜第7変奏

1番テーマに引き続き、第1変奏~第7変奏までを投稿いたします。

その前に少しお話です。
バイエル教本の中には、1番の前に予備練習的な曲が挿入されているものがございます。その予備練習的な曲をどう扱うのかというお話です。

①新訂 バイエルピアノ教則本・・・P8~P9
②新・バイエル教本1・・・・・・・P6~P16
③スピード・バイエル1・・・・・・P6~P17
④大人のための独習バイエル上巻・・P12~P18

⑤最新バイエルピアノ教則本・・・・P10~P21
⑥おとなのためのバイエル教本・・・P8~P9


①~④の教本ではほぼ同様の予備練習が記載されています。
右手のみの曲→左手のみの曲→両手(同時に)演奏する曲
順番で各指を動かしやすくするため、あるいは1番以降の音読みの練習の為などで有効活用できそうです。片手ずつの練習になっているので、1番、2番と重複する感じが致しますが、初めてピアノを練習される方にとりましては、この教本でたくさんの練習ができることは喜ばしいと思います。バイエルの中盤程度になってきますと、ハノン(平易版)という指の練習のための教材をお勧めできますし、80番以降になってまいりますとハノン(標準版)が有効です。しかしピアノをこれからはじめられる方にとりましては、そのような専用の指を鍛える(動かしやすくするためのストレッチ的な教材)ものを改めて準備しなくても、これらのバイエルの予備練習的な部分を活用して行うとよいでしょう。


⑤の教材では、①~④の教材と同程度の音符の並び方による予備練習が書かれている部分と、初めての方にはかなり難しい予備練習の部分が混在しておりますので、ご自分でどれが予備練習にふさわしいかの判断をしていただく必要がありそうです。かなり難しい部分を除外して、同程度の予備練習部分をハノン代わりに練習していただくのもよいでしょう。⑤の教材で特徴的なのは真ん中のド(C4)を右手→左手→右手のように交互に使用して弾く練習が記載されています。①~④の教材ではあくまで右手を何曲か集中して練習した後、左手を何曲か集中して練習、その後両手の曲を何曲か集中して練習するというスタイルですので、⑤の教材のような一曲の中で右手→左手→右手のように交互に弾く弾き方の練習はありません。

⑥の教本は予備練習としては曲数が少ないです。がバイエル原書番号1番と同様の音の高さから始まる予備練習曲は右手→左手と一曲の中で練習ができるようになっています。また予備練習曲ではありますが、よろこびの歌(ベートヴェン)、ジングルベルの二曲が記載されており馴染のある曲での練習ができます。

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原書番号1番 第1変奏~第7変奏までの動画


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