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福岡市大名のパワースポット。笑い声と“ニャン”で賑やかな、とっておきのバー。

皆さん、こんにちは。otonari運営局の大塚です。
前回の「にじげん福岡」の記事はどうでしたか?
福祉の可能性について知ることができ、私もとても勉強になりました。

今回のotonari回覧板では、福岡市大名のパワースポットとも呼ばれている、あるバーでお話を伺ってきました。
今回も、前回に引き続き黒田りささんをインタビュアーにお迎えして番外編をお送りします!


黒田りさん

黒田りさ
福岡のローカルタレント。
otonari広報担当であり、”にゃん”の声も担当。
TVリポーター、ラジオパーソナリティ、ライター・MCなど幅広く活躍中
ジャッキーチェンが大好きで共演するのが将来の夢。
オフィシャルサイト▽


さて、早速参りましょう!
大名のパワースポットと呼ばれるほど人気を博している、そのバーの正体は「ターキーズバー」さんです!

にぎやかな外観
ターキーズバー入り口

ターキーズバー
住所:福岡県福岡市中央区大名1丁目3−3


ターキーズバーさんは、otonariがサービスを開始した年の2020年から今まで、ずっとサンプル品を配布し続けているアンバサダーさんなんです。
お店の口コミを見ると、たくさんの方がこのバーを愛していることが一目瞭然です。その中でも特に目に留まるのが、
ターキーさんが気さくで本当に素敵!
という、店主の高尾さんに対するコメントです。
ターキーさんこと高尾さんは、一体どのような人物なのでしょうか?

黒田)高尾さん、お久しぶりです!2年前にも取材でお伺いしました。
今日もよろしくお願いします!
高尾)久しぶりやね〜!元気しとった?
黒田)元気です!高尾さんも変わらずお元気そうですね。お店の情報を見ていたら、口コミに「高尾さんがカッコ良すぎる!」「お人柄がとても素敵です。」など高尾さんご自身に対するコメントがたくさんありました。
高尾)全然!あんなのもう、僕が書いてますから!
一同)爆笑

高尾さんが猫のポーズをしておっとにゃんぬいぐるみを抱いている画像
ジャンボおっとにゃんとおどける高尾さん

黒田)今日は高尾さんについてもたっぷりお話を聞いていきたいです!まずお店を始めたきっかけから教えてください!
高尾)最初は、北九州の小倉からターキーズバーが始まりました。あのころmixiが流行ってて。お店を出して、リアルmixiって感覚で色んな人と繋がれればなぁと考えてました。
例えば、「今日飲みに行きたい!」ってなったとき、一人で何人も仲間を集めるのって大変ですよね。どうやったら毎日いろんな人に会えるかなって考えたら、「そうか俺が店にいて、皆が集まってくる場所を作ればいいんだ」って思ったのがきっかけですね。
黒田)そのときから高尾さんは人が好きだったんですね。ターキーズバーはたくさん人が集まってくるお店ですからね。
高尾)そうなればいいね〜(笑)

黒田)高尾さんはもともとビーチバレーの選手だったんですよね。
高尾)最初は6人制のバレーから始まって、29歳まではVリーグでプレイしてました。ビーチバレーは20歳くらいから、6人制と並行してやってたんです。1996年アトランタオリンピックに出場したのを機に、ビーチバレーに完全に転向しました。それからずっとビーチバレーだったんですが、今は6人制の監督をやってるんで、また6人制の方にも力が入っていってます。
黒田)福岡ギラソールですね。ギラソールは新しいチームですよね?
高尾)そう。もうすぐ2年かな。
黒田)監督ってどういうことをされるんですか?
高尾)コーチがしっかりしてるので、その子としっかり打ち合わせをして、チームはコーチが仕切ってくれて、僕は球を拾いに行くっていう(笑)
黒田)監督が球拾い?!
一同)爆笑
高尾)も〜必死ですよ!いつも体育館の隣で、子どもたちが体操をしてるので。球が飛んでいくと「すみませーーん!」って走っていきます(笑)

福岡ギラソール
福岡ギラソール

黒田)監督とプレイヤーでは、何が違いますか?
高尾)勝ったときの嬉しさが全然違う!選手側だと、もちろん嬉しいんだけど次の試合があるのですぐ切り替わっちゃうんですよね。監督やってるときの方が嬉しさが長いです。可愛がっているメンバーの喜びを、みんなに知らせたい!ってなりますね。選手からは「うっぜ〜な」って思われるかもしれんけど(笑)関係ありません!
黒田)みんなのおじいちゃんみたいな…?
高尾)そうそう、おじいちゃんおじいちゃん…コラッ!!(笑)
でも、そういう関係性のほうがいいなって思います。直接スパルタ指導をする感じではないかな、監督は。
「これかっこいいよね!ちょっとイメージしてみて」って良い打ち方の動画とかを送って。次の日実際に説明しながらやって、頭に入れてもらうとか。
あとは「尻ぬぐいはするんで暴れてください」って伝えてます!何かあったら駆けつけられるように、ここでは酒を飲まないんですよ。
黒田)そうなんですか!バーのオーナーさんだけど、飲まない?
高尾)乾杯お願いしますって言われたら、ノンアルのビールを注ぎます。みなさん、事情は理解してくれてるんで。
黒田)みんなでギラソールを応援してるんですね。
高尾)今年Vリーグの申請を出すんですけど、通ったら来年からVリーグに参入できるので、今はそこを目指して頑張ってます。
黒田)今は社会人チームなんですか?
高尾)そう、クラブチーム。僕が前いた「福岡春日シーキャッツ(現・カノアラウレアーズ福岡)」が今年からVリーグに参入して、うちが一年遅れて入っていきます。Vを目指している福岡のチームは現在この2つですが、それぞれコンセプトが違うんですよ。
黒田)ギラソールはどんなコンセプトなんですか?
高尾)ギラソール=「ひまわり」という意味なので、活気づく明るいイメージで、元気を与えるのがコンセプトです。今はいろんな市町村と提携を結ばせてもらう準備をしてます。
黒田)バレーを通して、市町村を元気にするんですね。
高尾)そうですね。子どもたちとの触れ合いや、一般の方に健康づくりを促進するようなイベントに参加して、「ギラソールってチーム、元気がいいな、また来ないかな」と言われるようなチームになっていけたらと思っています。
黒田)そうなったらとっても素敵ですね!今年の目標はなんですか?
高尾)もちろん優勝は常に狙ってるんですけど、思ったことがちゃんとできるようなチームになってくれればいいと思っています。あとはチーム内が穏やかな方がいいかな。スポーツに限らないですけど、人間関係ってうまくいったりいかなかったりですよね。そのへんを、「あのチームほんと楽しそうだよね」って言ってもらえるようになればいいですね。

ギラソールのトートバッグと黒田りさ
ギラソールのおしゃれなグッズ。ターキーズバーで販売中☆
写真だけで伝わる熱!!私も試合を観に行きたくなりました!

黒田)高尾さんは、本当にいろんなことをされてますね。全部が本業だとは思うんですけど、割合的にはどんな感じで生活されてるのですか?
高尾)今はね、午前中にビーチバレーの指導もやってて。髙橋巧という代表選手なんですけど、関東から福岡に呼んでマンツーマンで教えてます。今日も練習お願いしますって言われたんだけど、これ(otonari回覧板)が優先(笑)
黒田)ありがとうございます(涙)寒い日も外で練習するんですか?
高尾)雪でも外に行くよ!
黒田)す、すごい!午前中はビーチバレーで、午後からは?
高尾)なるべく打ち合わせは午後の時間に入れますね。打ち合わせとかが終わったら、ギラソールの練習がある日は練習。週5くらい練習があります。選手の送迎まで終わったら、お店に来て、大体お店には2時~3時までいて、また朝の9時~10時から百道浜でビーチバレー。
黒田)え!?寝てますか?何時間睡眠ですか!?
高尾)わからん…。4時間が平均かな。週に1回はターキーズバーをお休みさせてもらうけど、夜の時間が休みってだけで全然身体が違いますね。
黒田)忙しい!ほんとに一日中動き回っているんですね!
高尾)一番面倒くさいのがいちいち着替えなきゃいけないってところ!冬は特に、ずっと短パン&ビーサンでは過ごせないので。着替えが一番僕の中で面倒くさいことかもしれない。

黒田)確かに着替え大変そう(笑)それにしてもめちゃくちゃパワフルですね!
高尾)まあでも、寝るときゃ死ぬときやけん。ほんと、そうじゃないとダメかなって。
黒田)生きてるうちは動きまくるってことですね。
高尾)生きてるうちは、いろんな人とどんだけ会えるかかなって。
人生の目標が一つだけずっとあって。僕が死んだ時の葬儀場の花の記録作りたいんですよ。これはね、高校の頃から考えてる。
黒田)そんな早くから死ぬときのことを?!
高尾)最初の人生の目標は、本に載ることでした。これは、バレーをずっと頑張ってたら意外と載るんですよね。
一番でかい夢、って考えたら、葬儀場の記録って面白いなあと思って。そこで逆算して、それを遂げるには何をしていけばいいかって考える。人間関係とかで困った時でも、「いや、この人も花くれるかもしれんな」と思ったら頑張れたりね(笑)
黒田)ちょっと下心ですね(笑)でもそれで人に優しくできたりするんですね。
高尾)それだけが原点ではないけど、元気の秘訣になっているかもね、花。2万円の花がいいね。2段のやつ。
黒田)otonariからも必ず…。
高尾)QRコード付きの花でね。読み取ったら「ニャン」って言うとかね(笑)
一同)爆笑

笑っている高尾さんと黒田さん
笑い声が絶えない取材でした。

黒田)たくさん楽しいお話が聞けましたが、もう少し高尾さんのことをお聞きしたいです。ズバリ、高尾さんの周りに人がたくさん集まる秘訣は何でしょうか?
高尾)正直、年を取ったせいで名前とかを覚えにくくなったのはあるんです。ただ、その人がどういう仕事をしてたとか、出身地とかのバックボーンが会話の中で自然に見えるんです。
例えば新規の方が入ってきたときに、ちょっと話して和んだな、と思ったら、次は共通点を探すんです。特に出身地が分かれば、僕はビーチバレーとかで日本中は大体行ったことがあるから、会話が盛り上がります。
で、その時店にいる誰かを呼んで、「おーい!お前、多分地元近いぞ!」って隣に座らせます。その子に、「この店大丈夫だ」って思ってもらえたら、話しやすくなると思うので。
僕なんか夏はTシャツビーサン短パンだし。これ以上のものは身に着けないから、必然的にお客さんのほうがおしゃれ。お客さんがジャージで来てもジャージを褒めます。
「かっこいいジャージやね」「練習帰りで。」「なんのスポーツしてるの?」と会話を広げて、スポーツの話題を盛り上げていくと、着てるものも正当化されるんですよ。そしたらみんな、「こいつジャージやけどかっこいいな」ってなるでしょ。そしたら「この店はジャージで来てもいいんだ」って思ってもらえる。
黒田)おもしろい!すごくカジュアルに、その人に合わせた話で人と人を結びつけていくんですね。
高尾)基本的には一人ぼっちにさせないですね。帰るときには、何人かとつるんで来てたような気持ちで帰ってもらうように。
店内の壁には、もともとカモメの絵をみんなに描いてもらってたんですよ。これには理由があって。今って、家で授業が受けられたりもするし、引きこもったりしちゃう子が増えたらしいじゃないですか。カモメって群れで行動しますよね。あれ、仲間が一人脱落したら、拾いに行くんですよね。だから、「一人じゃないよ。仲間がいっぱいいるから大丈夫だよ。」「バラバラな場所で育ってるけど、同じ空の下。ここに来ればみんな一緒だよ。」というメッセージを込めてカモメを描いてもらうようにしたんですよ。
黒田)あったかいですね。店内もお客さんが持ってきたもので溢れていますしね。
高尾)このままじゃ、店じゃなくてただの宝物置き場になっちゃいそうだけどね(笑)

壁にもメッセージカモメとメッセージがびっしり
カモメとメッセージで埋め尽くされた壁

壁も天井もカモメとメッセージで埋め尽くされています。

前編のインタビューはここまでです!高尾さん、性格もお人柄も本当に素敵な方で、話しているととても元気がもらえます。
みなさんもぜひターキーズバーで、友達を作ったり高尾さんに元気をもらったりして楽しい時間を過ごしてみてくださいね。
福岡ギラソールも、みんなで応援していきましょう!
後編は、otonariアンバサダーを長く続けて頂いている高尾さんに、otoanriの活用術やotonariにまつわるエピソードを中心に語っていただきます。
お楽しみに😸👌


(聞き手:黒田りさ)
(この記事の筆者:大塚未優)



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