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アレルギーと洗濯事情

私って実は肌が強かったんだな、と気づいたのは、夫と結婚してからのことだった。

夫は子どもの頃から喘息にアトピー。付き合っていた時は、それを私が実感することは時々しかないほど落ち着いていた。だから結婚前はそこまで気にならなかったのだけど、いつからか夫はしょっちゅう体を搔きむしるようになっていた。(もしかしてストレ…)

当時、アレルギー検査の数値は非特異的IgEが7000越え(通常成人で170以下)、最近ネタにしておられる狩野英孝さんと同じレベル。TARCというアトピー性皮膚炎の炎症の程度も5000越え(通常450未満)。


私は私で、どうしたらいいものかと掃除や洗濯に悩む日々。そして「落屑らくせつ」という言葉を知った。

落屑・・・乾燥した皮膚の表層が大小の角質片となってボロボロとはげ落ちること。

訪問看護ナビ


私はもともと、一人暮らし歴が長いとはいえそんなに隅々まできっちり掃除をするほうではなかった。シーツの洗濯も、今は夏なら週2はしたいと思うけれど当時はたま~にしかしてなかったし…

だけど、落屑って本当に大変。これまで知らなかった人にとっては、毎日毎日もうどうすりゃいいの??状態。

そんな「アレルギーと無縁だったけど結婚したら家族が、子どもがアトピーだった」みたいな方の家事の参考になればいいかなと思い、これまで試行錯誤して、これはよかったと思うことをまとめたい。

長いので今回は洗濯のみ。


洗濯(洗剤・洗い方)


①柔軟剤

私に使う習慣がなく、もともと不使用。某カプセルはじける系は害しかないのでストップしましょう。香りに慣れてる人も要注意。これをやめなきゃ始まらない。

タオルとかゴワゴワして嫌だ、という方はやさしいタイプの柔軟剤で。私はゴワゴワタオルも結構すきな変人なので気にならない。でもアラウの仕上げ剤は持っていて、一応効果あるみたいだから黒ズボンとか洗う時たまに入れる。香りもすぐ飛ぶけど好き。


②洗濯洗剤

市販のものをやめた。ワセリン配合の薬を体に塗っているからインナーの洗いあがりがベタベタして、なんだか服が重くなってる感じがしていた。石鹸洗濯もめんどくさすぎて無理だったので、過去にも書いたけれど「浄」というバイオ洗剤を使っている。(おしゃれ着以外)
そこまでひどくないなら、アラウとかさらさでもいいのかも。


この洗剤のメリットは、体と環境にやさしいのに洗浄力が強い。ただこれだけでアレルギー改善は特にしないし、洗濯槽がキレイになるという謳い文句は私は感じられず。
デメリットは、酸素系漂白剤が入っているので色褪せやすい、無臭なので他人の柔軟剤などの匂いに敏感になる(かも)、温水を入れる手間が発生する。

別に水でもいいのだけど、どの洗剤にしろワセリンや皮膚片が溶けなくて残りやすいなら温水がおすすめ。特にこれはそのほうが効果を発揮する。
全部温水だと時間がかかるので、普通に給水しながら洗面器でお湯も足す。面倒だけど仕方ないと思ってやっている。それ以降はいちいち見ていられないので、すすぎは冷水のみだけど問題なし。冬は少し気にする。

ドラム式だと手動で足すのは無理だし、縦型のほうが洗浄力の面で優れているというので我が家はドラム式の選択肢はなかった。お金持ちの家なら蛇口から温水が出たり、そんな洗濯機もあったような気がするけど、そこまでお金かけられない。

洗剤はできれば液体がよくて緑の魔女も試したけど、フローラルの香り?を選んでしまったらしくにおいが受け付けなかった。この記事によると汚れ移りもあるということで、汚れの強い我が家は選択肢から除外。


そして、

③一緒にセスキ炭酸ソーダかアルカリウォッシュを入れる!


これは家族構成によっては今更な情報かもしれない。でも私は長いこと知らなくて、皮脂汚れに効くので劇的にラクになった。セスキのみでつけおきする技もあるみたいだけどめんどくさいのでしない。

100均に売ってる15mlの計量カップを入れておき、2~3回で入れられるようにしている。水量に対して、セスキは60Lなら60gだけど、アルカリウォッシュなら半分ですむ。そういう表示になっている。理由は知らない。



黒いインナーも綺麗になるし、ごみとりネットの掃除がすごくしやすくなった。これまではネトネトして毎日すぐに洗っても3ヶ月くらいで買い替えていたけど、頑張れば1年はもちそう。普通は何年も使えるらしい。。
歯ブラシ必須だからボロボロになってくるし、漂白つけおきしてもとれなくなる。昔みたいな袋型に戻してほしい。


➃すすぎ方

これはアレルギーもちの方の間では常識かもしれないが、通常デフォルトになっている「ためすすぎ」を「注水すすぎ」に変更した。

これ、実は結婚してからもずっとよくわからず、ためすすぎ3回とかで無駄に頑張っていて、それでもこびりついた皮膚片がとれずに(特に黒い綿の服!)忙しい夜にマックスでイライラしていた。

注水すすぎなら1回でも綺麗になる。落ち着いてみたらすぐ意味わかるのにね。なんでこんな一瞬で分かることをもっと早くしなかったんだろう!!と思うこと第1位。水道代もったいないとか言っている場合じゃない。あとそもそもの水量もケチらないこと。洗濯機に頼らず自分で多めに設定する。

念のため↓

ためすすぎ:洗面器に溜めた水で顔を洗う感じ
注水すすぎ:シャワーで顔を洗い流す感じ

これなら、3日分くらいまとめて洗う夫の靴下&パンツもすすぎ1回。もう感激。
余談だけどたまに「靴下裏返しに脱がないで!」ってドラマとかで聞くけど、、あれは裏返して洗うもんだと思ってるんだけど……違うの?どっち側の汚れを重視するかなの??
うちではすべてのものを裏返している。表面傷まないし、汚れも落ちてる、はず…。


そろそろ終わります


浄についてはこの記事にも。気になる方は上部はアホなことしか書いてないのですっとばして、見出しの「洗濯も大事」以降をどうぞ。


次回はエマールVSアクロンについて書こうかな…(まだ洗濯かい)

#アトピー #アレルギー #洗濯 #ラク家事