神奈川県静岡市(1)

こんにちは。音羽です。

さて、少し前にこんなツイートをしました

「1いいねで~」は今は置いといて、とりあえず「県庁がなかった場合の静岡市」について構想していきます。

さて、静岡に県庁がない場合ですが、どのような県の枠組みが考えられるでしょうか。今の県域で浜松や沼津に県庁が置かれる、というのは地理的な関係で考えにくいので、今とは別の県域でしょう。

駿河・遠江・東三河で「浜松県」や、駿河・伊豆・相模(相模川以西)で「足柄県」など、いろいろ考えられますが、ここで私が着目したのはこちら

こちらは明治37年施行予定の新府県案です。議会の解散によって提出されることはなくお流れとなった、言わば「幻の府県案」です。この案では静岡県のうち、駿河・伊豆は神奈川県域になっています。これが実現していた場合、「神奈川県静岡市」が誕生していたということになります。

これは実現しなかった案ですが、政府が実際に議会にかけようとしていた案であり、実現可能性は高かったと言えます。

今回はこれをベースとして考えていきます。神奈川県西部の都市となった静岡市は、これ以降どのような発展を見せるのでしょうか…?

続きはまた次回

参考文献:齊藤忠光(2013)『府県廃置法律案附図【大日本帝国全図】』(地図 51(3), 3_17-3_18,2013)(2020年4月19日閲覧)(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjca/51/3/51_3_17/_pdf/-char/ja)


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