見出し画像

「好き」のタネを仕事にする。

突然ですが、最近のマイブームはずばり、「縄文」。
縄文土器や土偶を見て思いを馳せる、古代についての本を読んで、時空を超えた妄想でドキドキする、そういう時間が、私の最近の癒しです。

休日の日曜日、2時間ほど子供と家族をほっぽらかして、コソコソと「釈迦堂遺跡博物館」に行ってきました。(出土した土偶の数日本一なんですよ)

3000円もする「縄文美術館」と言う写真集をためらいなく買いました。土偶の顔を眺めて古代人に思いを馳せます。

多分、私は今、「縄文」が好きです。


「好き」とは人に見せびらかす物ではない

私のことを初めて知る方もいるかもしれません。
私は今、間借りのパン屋をやっています。

毎週金曜日、山梨県甲府市のcafe&wine TROLLにて販売しているoto.painオオトパンです。(販売時間は11時半から14時)
他には冷凍で送るパン便をオンラインショップから受け付けています。

思い返してみれば、パンを焼き始めたのはヒョンなきっかけですが、初めての妊娠から出産の期間に、初めて「パンを焼く」と言う行為に魅せられ、その後ほぼ毎日パンを焼いていたその当時、やはり私は「パンを焼くのが好き」だったと言えると思います。「パンを焼くのにハマっていた」とも言えます。

「好き」とか「ハマる」と言う感情はとてもパーソナルなもの。縄文に思いを馳せるとか、夜な夜な家でパンをこねるとか、そんな姿は別に誰に見せるための物でもなく、ただただ無防備。そして生産性や効率などと言う世界とは無縁。

一人で「わ〜すご〜。やば〜。」とか言ったり、口ぼけ〜と開いて、本や動画を見続けたり。誰かに理解されたいとかすら思わない、むしろ自分だけの秘密にしておきたい世界なのです。

人間が何かを好きになる時、私は2種類あると思います。

一つは、私が縄文やパン焼きにハマったように
①とにかくそのことを考えてるだけで幸せ、と言う沼的な「好き」。

もう一つは、
②「これが好きなの。」と話している自分が好き、と言う外向きの「好き」。

似ているようで満たされ方が全然違う2種類の「好き」。
私の経験上、前者の「好き」は自分の中に蓄えられていく物。後者の「好き」は発散していく物。

「好き」を仕事にする、と言うことはこの2つをうまく融合していくことなのかなぁなどと思っている。本質の「好き」とは沼のようにハマること。それを人に伝えるために変換していく作業が加わると仕事になる。

パンを焼くことが好き、から「パンの人」と認識してもらえるにはどうしたらいいか?と考え出した時から、パンを焼くことを仕事にすることが始まった気がする。


よろしければサポートお願いいたします。 個人の小さな起業、小商い、間借り起業、子育てと起業の両立の体験談などお届けします。