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純粋な色「1/15-1/21」

絵の話をちょっと話していた時のこと。
作風として赤と青にこだわっているのか?と聞かれ「こだわってはいない」と反射的に答える。じゃあ他の色の表現もしたら?と言われると「他の色が見えない」とまた反射的に言葉が出る。こだわっているという言葉の意味や受け取り方はなかなか難しい。私は赤と青の絵しか描きません!なんて決めているわけでもなく、その表現しかしたくありません!なんて主張からくるものじゃない。ただ、ただ単にハッキリした色しか見えないだけ。

赤と青は初歩的な色だし子供のようでもある。私はだからその色が強く見えて選んでいるのだろうし、それは私がまだ純粋な私だった頃に戻りたいと思ってしまうからかもしれない。

私の顔立ちは濃いめでハッキリしている。そのためか似合うのはハッキリした色だ。流行りの淡いニュアンスカラーは顔がぼやけてしまうし、曖昧な色だと顔色まで悪く見えて具合が悪いのか?と心配されてしまう。結果、ハッキリとした原色だったり、メリハリのある色しか似合わない。普段からそんな色を選ぶしかない私が、絵だけは曖昧カラーで構成するなんてするはずもない。淡いニュアンスカラーも着てみたいけれどダメだったし、アースカラーなんてのも流行ったけれどやっぱ似合わなかったし、パステルカラーも肌着か?みたいな仕上がりになった。私の肌は、いわゆるイエベとブルベの診断だと、どちらでもないグリべ。グリーンベースな肌。だから黄緑の服がやたら似合う。先ほどのパステルカラーもグリーンならばok。色白なんだけれどグリーン側の白さで、だから私は具合が悪そうに見えるわけです。この肌の人は淡さやニュアンスやアースカラーなんて言葉で分類される曖昧な色が似合わない少数派。人気のない色が似合うからセールになってたりして、そこは嬉しい。湯屋なんかの館内着カラーは過半数が似合うだろう色でデザインされているから似合わないので悲しい(笑)

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