政府・自治体のコロナ対策が日増しに混沌としてきています。

我々国民も嫌々ながら２年間も彼らに付き合っていくのはそろそろしんどくなってきましたね。

でも、政権を選んでいる間接的な責任は国民にもあります。政府の掲げてる政策に賛成か反対かの軸で政権を選ばなくちゃいけませんよね。

コロナ対策の失態は全て政府の財政健全化（PB健全黒字化）によるものです。（政府が借金を減らすために歳出（市場に出すお金）を絞っていて国民にお金がないのにどうやってデフレ脱却するのでしょうか。）

（リンク）経済財政運営と改革の基本方針2021より

というわけで、国民にお金を出せない政府がとる政策ってこんなものしかありませんよ！という事例をこのコロナ禍をもとにまとめましたよ！

飲食店いじめ

コロナの感染を広めるのはお酒を提供する飲食店が悪いとされています。
今でも政府・自治体から時短営業のお願いがされています。

時短営業に協力しないお店は罰として店名を公表するという行政がわれわれに脅しをかけています。

逆に営業しているお店目録になってしまうのでお酒飲みたい人の道標になりそうな気がします。

また、時短要請に応じない店をわれわれ利用者がグルメサイトで密告しあいましょう！と大臣がお話しされていました。

それでダメ押しの金融機関からの取引停止を勧告するような西村大臣の発言。（のちに撤回されました）
話者がたまたま西村大臣だっただけで、キホン的には内閣全体の総意と考えて良いでしょう。

確か2020年はパチンコ屋さんが営業を続ける場合は店名公表とか脅しを受けていましたね。

これらのお店が営業を続ける理由は、営業しないと生活が成り立たないから。

その生存の権利を侵すのだから、行政はお金の補償をするのが当然なのですが、「家賃と従業員の給料」＞「協力金」では足りません。

そんなことは内閣もわかってます。でも、これがあるんですよね。

財政健全化。
国民にお金なんて配ろうものなら、PBは赤字になってしまう。財政政策の根幹が崩れる。

だから小さな政府としてお金は出さないけど「国民に言うことをきけ！」と指示せざるを得ない構図になっています。

大きな政府へ転換しようとする動きは現政権にはありません。

次は病院いじめ

2021年7月以降、デルタ株が流行しており第５波と言われる感染拡大が続いています。

そこで政府は医療体制が整備されていない状況に目をつけ、病院にコロナ患者の受け入れ対応を求めています。
従わない病院には、飲食店の時と同様に"病院名を公表"するのだそうです。

もちろん、体制作りのお金は払いません。緊縮財政なんで。小さな政府なんで。国民でよしなにやってくれという態度のままです。

実際にコロナ対応していた大阪の病院が倒産しています。
これ、本当に国や府から補助金ってないんですね、、
ここまでくると人災と言わざるを得ないような。

われわれはどうすべきか

国民と政治家との距離感があまりにも遠すぎて、日本国民 vs 上級国民の構図が完全に出来上がりました。彼らは国民と別の世界線できている感覚です。

国民は生きるためのセーフティネットを整備してくれることを政府に求めています。生活するお金と医療体制の確保ですね。

政府がわれわれの期待通りに動いてくれないなら、われわれ国民が変わりましょう。期待できない政治家を選挙で落としていくしかないです。いつまでも政治に無関心ではいられない。

ずーっと選挙を適当にやってきた国民のツケが今の政府の形になったのでしょう。

でも、大切な大切な大切な大切な青春時代をコロナ対策に振り回されて潰された学生たちやその親世代はせめて次の日本を託せる候補者を真面目に選択して欲しいなと切に願います。奇しくも次の衆議院議員選挙が10月に迫っています。日本を変える転換点はまさにここでしょうね。

私の場合

私はとにかく財政健全と言っている政策には反対なので、PB黒字化とか言っている候補には票を入れません。

ここで、私の居住する愛知3区の主だった候補者をみてみましょう。

民主党　近藤昭一代議士

＜賛成＞
・中小企業保護
・非正規雇用の待遇改善

＜反対＞
・財政健全
・行きすぎた投機

非正規でなく、正規雇用の従業員を増やすような政策について述べて欲しいなと思ったのと、最低賃金改善には賛成しますが「行きすぎた投機」を増やしていかなければそこで働く従業員の賃金も上がらないのでは？と個人的な感想を持ちました。

自民党　池田佳隆代議士

私の最も見たい経済政策の詳細までは確認できませんでした。
しかし、「経済成長政策アベノミクスを継承し、安定した雇用と賃金上昇、景気の良い日本経済を再生して、国民の生活（くらし）を守ります」とのこと。

安倍総理在職期間中にPB赤字がかなり削減したイメージが強いです。また、失われた30年の脱却もできていません。この政策を継承する＝池田氏は財政健全化論者であるという印象を持ちました。

うーん、近藤氏、池田氏どちらの候補にも投票しないかな。

皆さんも、お住まいの地域の議員さんのHPを除いてみてくださいね。結構候補者によって政策が異なるので、面白いですよ。