コロナ禍でも旅行に行きたいあなたへ
コロナ禍でも、感染対策さえ気をつければ国内旅行をしても差し支えないありません。
この状況で大変な思いをされている観光業や飲食業の従事者に対して少しでも応援になればと思い、私は積極的に国内旅行に行っています。
<2020年2月から2021年7月までに訪れた国内旅行先一覧>
・千葉県(銚子市、安房郡鋸南町)
・栃木県(宇都宮市、日光市、那須塩原市、真岡市)
・宮城県(仙台市、宮城郡松島町)
・山形県(鶴岡市、酒田市)
・山梨県(富士吉田市)
・鹿児島(鹿児島市、姶良市、霧島市、南九州市知覧町)
・北海道(小樽市、函館市、札幌市、登別市)
・神奈川県(小田原市)
・長野県(上田市、松本市)
・滋賀県(大津市)
・岐阜県(岐阜市、海津市、中津川市)
※宿泊・日帰りを含む
ちょっと行き過ぎた感じも否めません…。
私の旅行中の感染対策をこれからお話します。
旅行中の感染対策
感染対策で気をつけることは次の通りです。
・人と接触する機会を減らす
・人と接触する時はマスクを着用する
・アルコールは携帯してこまめに消毒する
・手洗いうがいをこまめに行う
・ホテルに着いたらすぐシャワーを浴びる
あなたが普段からやっている感染対策と同じですよね。
旅行だからと言って特別のことはしません。
移動中も要注意
私は電車で移動している時に近くの人がマスクを着用していないと落ち着きません。そのため、できる限り車移動にしています。
移動距離が長いときに限って飛行機や新幹線も使います。マスクは基本的に外さないし車内で食事もとらないし、できる限り人と距離を取っています。
肘掛やテーブル等の自分の所有物以外に触れたときは携帯のアルコールで除菌しています。
たまーにエレベータや電車でマスク着用していない人をみかけます。その場合は車両を替えるか、エレベーターを見送るかして積極的に接触を避けましょう。
このご時世、マスクを着用しない人とはトラブルになりそうな気配がするので避けるのが良いです。(どっかの飛行機や旅館でマスク着用を巡ってトラブルになってニュースになった人もいましたね…。)
「なぜ俺が動かにゃならんのだ」と思うかもですが、それよりも心の平穏が大切です。
食事はホテルで
食事つきのホテルを取ります。
ホテル側も感染予防に敏感になっているため対策してくれていることが多いです。だいたいの場合、個室で食事を取らせてくれる場所が多いです。
滞在先のお店に行くこともありますが、居酒屋の様なガヤガヤした雰囲気を楽しむよりも地場の食材を使った雰囲気の良い料理屋さんに行って食事を楽しんでいます。こちらも感染対策をきちっとやっているお店が多いです。
余談ですが、飲食店の従業員に対してマスクを外したまま会話する客が多いですが、普通に感染リスク高いので面倒でもマスクしてから話すのが礼儀ですよね。(心遣いは見えますよ!)
観光地は”ずらす”
だいたいの観光地は人が密集します。夏なら海やプール、冬ならゲレンデ。
それをずらして、人の少ない場所を選んでみましょう。
ポイントは郷土資料館や歴史資料館、美術館や博物館が狙い目です。
これまでの旅行先では必ずこれらの施設を訪れています。そして、あまり人に遭遇しません。しかも、だいたい施設利用料の安いです。おまけに知的好奇心が満たされるのでコスパは高いです。子どもたちは自由研究のテーマ探し、大人は忘れてた歴史の復習・歴史再発見になりますよ。
良い景色を見てガイドマップの答え合わせする旅行からちょっと歴史の知識がつく旅行も素敵だと思います。
今なら外国人が少ない
コロナ禍のいま、観光地には外国人がほとんどいません。
オーバーツーリングで嫌気が差していた私ものんびり旅行を楽しめています。
一方的に耳に入るやかましい外国語も聞こえないので気持ちは穏やかです。
(政府は外国人を積極的に呼び込みたいみたいですが私は大反対。
京都のような人気スポットでは交通インフラが慢性的に麻痺しているし、オーバーツーリズムが続けばバルセロナのように地域住民がいずれその場から締め出されてしまいます。個人的に安い安いと買い叩かれているのも気に入らない。)
日本が素敵な場所だと再認識
これまで一年に一度は海外旅行に行っていました。
コロナ禍になり海外旅行が難しくなったので、そのぶんのお金と時間を国内旅行に当てることにしました。
結論、日本は全ての地域の食文化や地域が育んだ風土が豊かで素晴らしい国であることを再認識しました。
こんなに面白い文化を持つ国に生まれて、自分の国のこともよく知らずに生きていくのはもったいないです。
もっともっと、日本が好きになるはずです。
ぜひ国内旅行に行って下さい。
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おまけ
1.鹿児島県の城山展望台
コロナ禍の前。
城山は錦江湾と桜島を一望できる風光明媚の場所である。そしてこの場所で、西郷隆盛が生涯を閉じた。いわば近現代史の転換点だ。
駐車場にはいくつもの観光バスが乗り付け、団体客がバスから飛び出す。とたんに私は中国語のシャワーに包まれる。近くには観光客を待ち構える土産物屋の露店が並ぶ。何件かの露店に貼られた紙を読むと「人民元使えます」。その賑わう様子は完全に異国情緒。中国語シャワーから切り抜けるように、一目散に展望台に向かった。
展望台に到着。人、人、そして人。中国語のシャワーは途切れず浴び続けている。桜島と自身とをカメラに収め続ける人並みは引かない。その場に居た日本人は私たち家族だけだった。日本なのに日本じゃない。
アフターコロナになって、ふたたび城山展望台を訪れた。
あの頃の観光バスは姿を消し、露店も半分以上が店を閉じている。
展望台は私たち家族を除いて、日本人も中国人もいない。
あの時は気が付かなかったが、昭和天皇の植樹記念碑がみんなから忘れられているようにポツンとただ立っていた。
観光資源とは日本人のためにあるものだろうか?それとも外国人ためか?
2.小樽の俥夫
私は人力車が大好きだ。旅行先で見かけると必ず乗りたくなる。俥夫(しゃふ)の観光案内は絶品で、メモしてしまうくらい面白い。
郷土史の全容を掴むにはこれほどの教材はない。事前に下手に知識を入れていくよりも、真っ白な状態で俥夫の話を聞くのが良い。(ちなみに、私はえびす屋さんが好きです。)
ある町でのこと。ひとりの俥夫が「コロナ禍になって観光は大打撃。一人でも多くの人に、この街を楽しんでもらいたい。どこから来た人でも大歓迎」と話していた。
最近はおもてなしで英語で案内できる俥夫の数がどんどん増えているらしい。料金の高い人力車の利用者は近年外国人の利用も多くなっているように感じる。
国が貧しくなると外国語の習得が必須になるらしい。
今よりも訪日外国人がはるかに少なかった高度経済成長期やバブルの時代、日本人は今よりも英語が話せる人は明らかに少なかっただろうに。
学ぶべきは外国語なのか。それとも産業の成長に直結する技術の方だろうか。
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