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おそ松さんにおけるアダルトチルドレン考察

もう闇は無いと捉えられるような発言を、作り手側がしているため、滑稽だしここまで考えるのは馬鹿。負け。しかし、六つ子が家庭内で役割を演じているように見えなくもない。それに私情が加わって、最初で最後のおそ松さん考察擬き。しかも非常にお粗末。

(一松のってことにして下さい)指から夜。

私も、”はなまるぴっぴ”で一松の口から鳩が出て、カラ松の耳から出た魚がトド松の頭に入っていき、

”全力バタンキュー”で一松の口から蝶、トド松からは金魚が飛び出す銭湯でのシーンを、

何か意味あるものだと大真面目に考えてた時期があった。暇だし。例えば前者は、一松とカラ松の関係性を示唆し、後者で一松が吐き出した蝶は死を表しているか、又は生まれ変わりを意図しているんじゃないかと…。

ところが、先日アニメージュのOP特集を読んだところ、「何も考えてません、すみません…」とズブズブに深まっていく考察を一蹴する作り手側の発言があった。もう笑えてくる。

作り手側がこのように公言している為、考察はもう必要ないのでこういった内容は絆創膏一枚じゃ足りない。(他のノートは大きめの絆創膏一枚分で足りると思い込みたいところだが…。)

主線の話もそうだった。さいはて駅で主線の色が変わることから、おそ松達のいる世界は死後の世界なんじゃないかという説。あれも否定されていた。ただ、もし私が作り手側だったら、最終回のラストシーンで、赤塚不二夫の横に六つ子の遺影が並んでるなんていうオチも、面白そうだとは思ったけど。

最後に超個人的理由でアダルトチルドレンの話だけさせて頂きたい。松代と松蔵の教育方針なんて知らない。アニメだから描写が無ければ分かるわけもない。むしろ親としては温かい方だと思う。

以下、引用。


アメリカのセラピスト、クリッツバーグ(Kritsberg,W)が1985年に出した『ACOA症候群(The Adult Children of Alcoholics Syndrome)』という本の中で、成人してアダルトチルドレンとなった人々が、子ども時代に機能不全家族のなかで、どのような役割を担わされていたかについて言い表したものです。
「6つの役割」といっても、パターンがこの6つに分かれるという意味ではありません。細分化していけば、もっと役割の名は挙げられることでしょう。しかし当時、アメリカ社会に浸透しつつあったアダルトチルドレンという概念の理解のために、代表的な子どもたちの性格を、とりあえず6つにまとめたのでした。

機能不全家庭とは

1・身体的虐待があった。2・性的虐待があった。
3・精神的虐待があった。
(1)家庭内が不和であった。
(2)家庭内に怒りの爆発がよくあった。
(3)愛情が欠如した寂しい家庭であった。
(4)人格や尊厳が否定されるような行動や言葉がある家庭であった。
(5)傷つく言葉を言われる家庭であった。
(6)罪の意識をうえつけられる家庭であった。
(7)なんらかの脅しがある家庭であった。
(8)家庭内でおこっていることを外で話さないように言われる家庭であった。
(9)見捨てられることを言われる家庭であった。
(10)他人や兄弟姉妹とたびたび比較される家庭であった。
(11)親の思い通りに制御される家庭であった。
(12)親の期待が大きすぎる家庭であった。
(13)他人の目を気にする、表面だけよくふるまう家庭であった。
(14)多くの秘密がある家庭であった。
(15)容姿をからかわれることがある家庭であった。
(16)自分の存在を否定された家庭であった。
(17)依存症や共依存の者がいる家庭であった。
(18)家庭内ルールに一貫性がない家庭であった。


アダルトチルドレンの特徴

1・しばしば心身の不調を訴えます。心と体はつながっています。
2・「思うように愛してもらえなかった」という怒りの感情にとらわれています。
3・繰り返し非難されたことにより自尊心を持つことができなくなっています。
4・親を憎みながらも親とよく似た行動をとってしまいます。虐待の連鎖といいます。
5・子供の頃には許されなかった「甘える」ということを満たそうとし、子供がえりをします。
6・未来が信じられません。否定的に育てられたので何でもネガティブに考えてしまう傾向があります。
7・つらい出来事が多く、「つらさを感じないように」過ごそうとしてきたため、過去の記憶を失っている場合があります。
8・現実に今生きている世界の実感があまりありません。
9・生きることの意味が見出せないでいます。自分には価値がないと思っています。


こんなところまで考えるのは我ながら引く。アダルトチルドレンの特徴については、アダルトチルドレンだと言われたことのある私の自己満足のみから引用した。


Kritsberg,Wの、6つの役割は細分化されるとのことで、無責任ながら分類してしまった。あくまで主観だし、馬鹿馬鹿しいと言われれば否めない。


おそ松 hero/英雄
世間的にも評価される

カラ松 scapegoat/生贄
家族の感情のごみ箱

チョロ松 enabler/支え役
偽親

一松 prince/プリンス
溺愛の対象

十四松 clown/道化師
ペット的存在

トド松 lost one/いない子
壁のシミのような存在


ちょっと”壁のシミ”って表現、どうかと思うが…。一松とトッティは途中で入れ替わった感じがある。

他にも、ロンリーという区分けがあり、これはただひたすら悲しい。「悲しみに満ち溢れている」


ここからは完璧に私事ですが、私は非実在キャラクターに対し自己投影が激しい気味の悪い奴だ。AC分類をやってみたかったのもそのため。

同じ時間軸に生きる人間を好きにはなれず、精神的にも未熟なのが外面にも出ているのか、実年齢よりも低く見られがち。そして、言うまでもなく機能不全家庭だった。大なり小なり、どこの家庭にもある要素だとしても、病気の子供を産みだす家庭の多くはこれに当たるのではないかと思う。


バトルものなど生命の危機に晒されているキャラクターの発する一言よりも、命の危機がない世界に生きる、不安定なキャラクター達の言葉の方が余程切迫しており時々胃もたれするほど重い。…なんてイッタいね〜。


これはホテルでとち狂いグラスに注いだ、スタバから運んで来たオレンジジュースで、タイトルは「私とおそ松さん」機内食で出てくるオレンジジュースのような、”やるせなさ”を表現したもの。自分でも意味がわからないけど。

読んで下さり、ありがとうございます。



#おそ松さん考察 #おそ松さん #アダルトチルドレン

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