離れ離れになった友からのメール

元旦に趣味仲間からかなり久しぶりにメールが来た。

彼は重度の腎不全を患っており、ここ最近は体調を崩して半年ぐらい入院したため、音信不通になってしまった。

と云うより、私の場合は雇い止めにより離職した職場で約12年ぐらい仕事による多忙や家事に追われるどころか両親に「演歌」を一緒に聴く仲間は底辺であると云う理由で職場以外の心安らげる仲間に会いに行くことを禁じられているために行動を取ることが出来なかった。

彼と出会ったのは約15年前であり、嫌がらせに近い形で左遷された部署での暇ストレスを紛らわせるために引退したと思われる中堅女性演歌歌手の応援に行った時に仲間に入れてくれたことを憶えている。

彼らと一緒にいただけでも苦痛が消えたのは確かだったが、月に数度行ったことで両親に見つかってしまったことが原因でそれ以来プライベートでの付き合いをすることを一切禁止しまう羽目に…。

それって買い物依存症に近いか?

普段はインターネットの掲示板やメールとかで後ろ向きな発言が多い彼だが、病気だけでなく贔屓している歌手がいなくなったりすると生き甲斐を失うことを恐れていた云うことが失業中の身分である私には理解できる。

実際、不本意な形で生きる糧を失ってしまったら心の調和が破壊されることを恐れて暴動をしていることを見られたら何も知らない第三者には理解されない悲しさを埋めるためにしているかもしれない。

世間的に底辺に属する環境にいてしまった人間の本当の心の叫びが理解されない今日、本来の清らな心を維持していくことを教えてくれた彼と出会ったことに本当に感謝をしている。







只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。