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過ぎ行く日々のレイテンシィ

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これは拙著『サインカーブに浮かぶ日』のペーパーバック版の特典として付けていた冊子です。リリースから年月も経ったので、こちらで公開することしました。本編のオマケとしての要素があり、… もっと読む
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記事一覧

マッドマックス:怒りのデスロード/Mad Max:Fury Road

 いわゆる大作映画みたいなものが、どうも自分の趣味とは少し合わないな、と思い始めたのはい…

王木 亡一朗
3週間前
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トゥルーロマンス/TRUE ROMANCE

 学生時代に、映画というかサブカル的なもの全般に詳しい先輩がいて、彼女は日本の音楽なら、…

王木 亡一朗
1か月前
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トゥルーライズ/TRUE LIES

 ストレンジデイズからの関連で……、というわけではないのだけれど、たまたまこの順番になっ…

王木 亡一朗
1か月前
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ストレンジデイズ/Strange Days

『完璧な映画は存在するか』この問いに、どう答えれば良いか。答えは簡単で、実際に完璧な映画…

王木 亡一朗
1か月前
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コットンクラブ/The Cotton Club

『完璧な映画は存在するか』  この問いに、どう答えれば良いか。答えは簡単で、実際に完璧な…

王木 亡一朗
1か月前
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天気の子/Weathering With You

 新海誠はセルアウトした、でもそれは悪いことじゃない。というのが、前作『君の名は。』を観…

王木 亡一朗
1か月前
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ストレンジャーシングス/Stranger Things

 物心ついたときというか、自分がいわゆるカルチャー全般に興味を持ったのが90年代以降で、青春を共に過ごしたのは2000年代(しかしゼロ年代というのは誰の考えた言葉なのだろう)だったから、その直前の80年代というのはダサいもの、というのが無意識的にあった。だから昨今の、というか、少し前からの80年代リバイバル的な雰囲気には正直少し違和感があって、いまひとつ乗れなかったのだけれど、このネットフリックスオリジナルシリーズを観て、まぁ良くも悪くも時代は廻るものだし、なんて負け惜しみみ

スカイクロラ/ THE SKY CRAWLERS

『映画が好きというより、映画が好きな自分が好き』な自分というのが本格的に開花(?)したの…

王木 亡一朗
2か月前
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東京物語/TOKYO STORY

 二十歳くらいのころ、『映画が好きというより、映画が好きな自分が好き』というような時期が…

王木 亡一朗
2か月前
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サインカーブに浮かぶ日①(本編第一話試し読み)

「えっと、五歳の時に、両親が離婚して、それまでのことは、あんまり、憶えていないんだけれど…

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