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【悲報】自己分析のやり方がほぼ間違ってる件について~正しい自己分析のやり方とは~

 この記事の対象は、新卒、転職を考えている方、もしくは自分の能力が活かしきれているか不安がある人です。自分のキャリアをより良いものにしたいヒトだけ読んで頂ければ充分です。

普通の就活で陥りやすい罠とは・・・?

 就活シーズンが始まると、まずはマイナビやリクナビのような就活支援サイトに登録しますよね。そこで自己分析ツールを見つけてやってみる。そして、その結果を見ながら自己分析を進めていく人がほとんどでしょう。

 このやり方がイマドキの就活・転職活動のごくごく普通の流れだと思います。でも、そのやり方って本当に合ってると思います?

 ちなみに自分が今まで頑張ってきたことをいきなり掘り下げようとしても上手くいきませんよ。ボランティア活動やバイトの経験を軽く語っても面接官は何も聞いてくれません。だって同じような話を何回も聞いてますから。

自己分析でいうと最近では、ポケモン自己分析がバズってましたね。

ポケモン自己分析は、16個の質問に答えて、自分をポケモンに例えて自己分析を進めることが出来るというモノです。

確かに面白いですよね。誰でも知ってるポケモンに例えて自分の特徴を掴むことが出来る!それは良いことです。でも、本気でこれだけを使って就活する人っていないですよね?

就活なんて人生でそう何度もすることはないイベントです。不安もあるし、ある程度準備をして臨むのが普通だと思います。

ここで改めて質問なのですが、

『マイナビの自己分析ってポケモン自己分析とどう違うんですか...?』

就活サイトの自己分析は確かに色々な心理分析やたくさんのデータに基づいて作っているものなのでしょう。でも、どれだけの正確性があって、それを使うとどんなメリットがあるのかが良くわからないんです。確かにもっともらしいことは書いてありますが、それだけです。

企業秘密と言えばそれまでですが、証明するデータがないんだから判断しようがありません。そもそも、就活サイトがやってくれるのは「就職するまで」であって「就職してからどう幸せになるか?」ではありません。アナタの人生、そんなのに任せて大丈夫なんですか?

さらに、この間のニュース見ました?

リクルートが運営する就活サイトのリクナビで、学生が内定を辞退する確率データを企業に向けて販売していたというニュースです。

私たちが就活サイトに入力した個人情報なんて、どう扱われているか全くわからないんです。クリアじゃない。自己分析のデータだってどう利用されるのかわかりませんよ?

企業の人事担当が勝手に自己分析データを見て、「コイツにはこんな欠点があるから、採用しない方がいっか。」なんて思われても全然おかしくないですからね。

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 今回私が提案するのは
1.心理学的に証明された自分の強みを知る方法
2.自分の強みを活かして自己分析を進める方法

この2つです。自分の強みを知ることが出来れば、自己分析は必然的に進みます。さらにエピソードの掘り出し等、自己分析をESや履歴書に書く上で必要になるポイントがかなり楽に進めることが出来るようになります。

さらに、リクナビほかの就職サイトでやる分析のように、データの不正利用などのリスクもありませんし、なにより科学的に証明された方法だけを利用していくので、見当違いの分析になるリスクも最低限に抑えることが出来ます。しかも無料!時間以外のコストはかかりませんから、是非一度試してみてください!

それでは早速、科学的に正しい自己分析を始めていきましょう。


心理学的に証明された自分の強みを知る方法

今回紹介する心理学的に証明された自分の強みを知る方法は、人々のキャラクターを分類して、幸福や人生の満足度とどんな特徴が関係しているのか?という研究から始まった方法です。

この方法は「人間の本質的な良さ」を測定するもの。私たちは自分の「強み」を「優れた長所」としては認識していないことが多いのですが、今回紹介する方法で強みを理解することが出来れば、どんな性質でも自分のキャラクターの強みを仕事に活かすことでさらなる幸福感に繋げることが出来ることが実証されています。

自分の強みは、『幸せに働く為に自分が大切にしていること』と言い換えてもいいかもしれません。それを知ることそれすなわち「自己分析」です。

さらに、自分が大切にしていることが分かれば、自分に合っていない仕事を選ぶこともありませんよね。仕事に入ってから後悔しない為にも役立つ方法です。

もうすでに就職している方にとっても、どのように働くのが自分にとって幸せなのかを考え直す良い機会を提供してくれる方法なので、是非試してみましょう。

それでは早速、やってみましょう!


自分の強みを知る!VIA Surveyのやり方4ステップ!

まずは自分の強みを知る為に、VIA Surveyというのをやってみましょう。スマホでやるのを前提に進めますが、やり方はどの端末でも基本的に一緒です。

1.VIA Surveyにアクセスする。
https://www.viacharacter.org/survey/account/register

2.日本語設定にして、メールアドレスを入力する。

 青いまるで囲った所が最初はENGLISHになっているので、日本語に変えましょう。そして、メールアドレスとパスワードを新しく入力します。最後に、下のチェックボックスだけにチェックを入れて、「BEGIN THE SURVEY」をタップします。

*メールアドレスは捨てアドレスでも構いません。

3.質問に答える

 質問は結構多いです。正確な結果を得る為ですが、5~10分くらい見ておいた方が良いでしょう。自分に当てはまるものを全て選んで「SAVE AND CONTINUE」をタップしていきます。

4.結果を見る

 すべての質問に答えると結果が出てきます。大事なのは上から5番目くらいまでの特徴なので、スクショかメモで控えておきましょう。あぁ、なるほど確かに!と思うような内容が書いてあると思います。次はこれをもっと深堀していきます。


自分の強みを使った自己分析のやり方

VIA Surveyお疲れさまでした。結構大変でしたよね。でも、この結果はあなたが生きる為に大切なことが列挙されているのが分かると思います。あなたのこれまでの経験と自分の強みを照らし合わせてみてください。

自己分析シートとか書くより、この結果の方がよっぽど客観的で正確です。まずはこの結果と自分の経験に真摯に向き合いましょう。

大学のあの時、高校のあの時、そういえば強みを発揮できていたな~。あれが強みだったんだ。と感じることが出来たら勝ちです。価値あることです。

この際なので、自己分析から自己PRまで考えてしまうと、自分にとって大切なことは更に明確になっていきますよ。ここまで来ると自分のエピソードトークはかなり簡単になっています。試しにやってみましょう。


自分の強みを使った自己PRのやり方

自己PRでは、
・自分の強みを活かした具体的エピソード
・職場での自分の強みの活かし方

を考えていくと効率的です。

例えば私の強みは「審美眼、創造性、大局観、好奇心、向学心」です。自分の強みを活かした具体的エピソードとして今30秒くらいで思いつくのは、

「私は曖昧な日常生活にヒントを得て、科学的な解決法を探すのが好きです。もう少し具体的に言うと昨日は集中力を375秒で回復させる方法を見つけました。毎日積み上げた成果をnoteというSNSで発信して、フォロワーを3カ月ちょっとで約800人に増やすことが出来ました。学びを深めることがとにかく好きで、1日100本程度の論文を読むので、多少の知識のインプットとアウトプットには苦しさを感じない自信があります。職場でもとにかくたくさんの情報をインプット/アウトプットして、成果に繋げていけるよう頑張りたいと思います。」

こんなエピソードです。これはあまり良い例ではないかもしれませんが、30秒でこれだけかけるんですから、じっくり考えればもっと良い出来のモノが完成します。

 私の場合は審美眼は考えにくいキーワードでしたが、好奇心や向学心、創造性については書きやすいキーワードでした。書きやすいキーワードから自分のエピソードを掘り下げていくとやりやすいと思うので、まずは筆を進めることをオススメします。


なにも思いつかない時はフレームワークを使いましょう。

・中学時代、高校時代、大学時代、これらの強みを使った経験はありませんか?モチベーションが上がったタイミングはありませんか?
・打ち込んだ活動を始めた動機はどんなものでしたか?
・課題や問題に対してどう乗り越えることが多いですか?

こういった質問に答えながら、自分の強みと照らし合わせることでエピソードは書きやすくなりますよ。冒頭にも書きましたが、自分の経験を先に掘り下げようとしても何も出てきません。ちゃんと自分の強みを理解した上で経験を掘り下げるから、深い内容のものになりますよ。


もっともっと深い自己分析をしたい方の為に

強みの心理学はポジティブ心理学と言われる心理学分野の一部です。VISによる強みの心理学が『幸福や人生を上手く進める為に役立つよう設計されたもの』なのに対して、ストレングスファインダーという、『仕事で』強みを活かす為に進化した自己分析法もあります。こちらはVISと違って有料ですが、より細かく自分の強みを見つけ出すことが出来る素晴らしい方法です。


この本についてくるシリアルコードをウェブサイト上で入力すると、VISのような質問を受けられるようになります。結果として得られるのは34の強み。VISでも、自己分析は充分にできると思いますが、ストレングスファインダーの場合はもっと具体的なヒントをつかむことが出来る上に、『自分を成長させるためになにができるか』まで教えてくれるのが大きな強みになっています。

ストレングスファインダーで見つけた自分の強みは全て日本語に翻訳された動画を見ることで具体的な説明を見ることが出来ます。

『自分と同じ強みを持つ先輩』の意見は、「仕事選び」「仕事のやり方」どの点でも役に立つ素晴らしいものばかり。自分はどうやってチームや顧客に貢献できるのか?どうやって自己実現することが幸せなのか?素晴らしいヒントになります。

もっともっと深く自分に向き合いたいアナタの為に、この本を捧げます。



自分になりなさい。他の人はすでに他の人がなっているのだから

オスカー・ワイルド(アイルランドの詩人)







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