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衝動買いで【破滅のサイフ】になる前に。カンタンかつ幸せに回避する方法をシェアするよ。

ハイライト
・衝動買いは破滅のサイフになる。破産・差し押さえ・ローン返済不能を引き起こす
・未婚・30代・大卒・サービス業界に勤務している女性は本当にヤバい
・衝動買いを防ぐ、とってもあま~い方法とは

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■衝動買いで破滅のサイフになっちゃうよぅ

衝動買いしがちな民

2018年にGROUPONによって行われた調査の結果、衝動買いを月に1回以上してしまう人は52%。2人に1人は「衝動買いしちゃう民」なのです。

Psycology & Marketing誌に2018年に掲載された研究によると、衝動買いをしやすいヒトほど、過去5年以内に「破産、家の差し押さえ、車の差し押さえ、クレジットカードの差し押さえ、ローンの返済不可」などのお金の失敗をしていることが判明しています。

衝動買いをしやすいヒトほど、気分の変化に弱く、自分をコントロールするのが苦手で、長期的な計画を立てるのが不得意ことが原因だと考えられています。

この研究は英国国勢調査による109,472人分のデータを利用したもの。ただの偶然ではなく、衝動買いをしやすいヒトほどお金がピンチになりやすいという事実を示しています。

破滅の財布

そう、破滅のサイフです。
(うるせぇ)

「自分をコントロールするのが苦手」とか言われても余計なお世話じゃ!ほっとけ!と思われるかもしれませんが、「お金が無くなる」のは困っちゃいますよね。

今回は、思わず衝動買いをしてしまう困ったさんの特徴をご紹介していきます。さらに、カンタンかつ「すうぃ~と」な衝動買い防止法をおしえます!

ついつい余計なものを買っちゃうんだよね...というそこのアナタ!

お金をムダに失う前に、見てみては?


■未婚の乙女はサイフを守ろう!

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「未婚」、「30代」、「大卒」、「サービス業界に勤務している」どれかに当てはまる「女性」は化粧品の衝動買いに猛烈に注意しましょう。

「化粧品」=体験を伴うショッピングです。ベテラン販売員さんに勧められると、思わず化粧品を買ってしまった経験は誰にでもありますよね。そのうえ、「大卒・未婚・30代女性」の特徴は自由にお金を使える女性の特徴とも言えます。お金に余裕があれば、衝動買いをしやすくなるのは当然。背中を推してくるベテラン店員がいたら、むしろ何も買わない方が難しいものです。

さらに、サービス業に勤務している人は、お客さんと接する機会が多く、自分の美容にも気を遣う必要があり、ブランドへの興味が高いため、化粧品を買いやすいのです。

この結果を示したのが、DAYEH大学で2015年に行われた研究。63項目もの質問に答えた490個ものアンケートを統計的に分析した結果、「未婚」、「30代」、「大卒」、「サービス業」の女性ほど、衝動買いをしやすいことが判明したのです。

今月ピンチ!と言いながら、無防備にウインドウショッピングにいっちゃうな~んて人は、サイフを本気で守らないと、危ないかもしれませんよ!



次は、衝動買いを引き起こしやすい「性格」についてみていきましょう。


■衝動買いを引き起こすヤバい人格とは?

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・社交的で明るい性格、積極的な性格を持つタイプ

・落ち込みやすいなど、ストレスや不安に弱いタイプ

この2つのタイプの性格を持っている人は、衝動買いのトラップにハマり安いので、注意が必要です。


■社交的で明るい性格、積極的な性格を持つタイプ

このタイプは、コミュニケーション力が高く、活動的で明るい性格です。しかし、「お金や報酬」、「地位」などにめっぽう弱いと言われています。

それもそのハズ。このタイプは他人とのコミュニケーションを好むため、他人と比較したり自慢したりするのも好きなタイプなのです。「この前偶然見つけたコスメ、最高に良かった!」なーんてエピソード、盛り上がるから大好き。というのがこのタイプの特徴です。


■落ち込みやすいなど、ストレスや不安に弱いタイプ

このタイプは基本メンタルが弱めで、ストレス解消も下手な傾向にあります。優しくて真面目なのですが、人に嫌われることを恐れがちという性質も持っています。

したがって、セールストークに弱く、断るのが下手な傾向があります。さらに、ストレス解消の方法として手っ取り早いショッピングを好みがちです。

Bath大学で行われた2015年の研究、Texille大学で行われた2016年の研究など、これら2つの性格が衝動買いをしやすい性格だと示す研究は数多くあります。

読んでたら不安になってきた・・・

という人のために、心理テストもご用意しました。

このテストで「神経症的傾向」が低く、「外向性」が高い人ほど要注意です。

性格は少しずつ変えていくこともできますが、難しいです。当たり前。

しかし、衝動買いを防ぐために今すぐできる、カンタンな方法もあります。


■衝動買いを防ぐ!すうぃ~とな方法とは?

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甘いものを食べるだけで、衝動買いを防げます。

そもそも、衝動買いをしてしまうのは、衝動に打ち勝てないことが原因です。つまり、自分をコントロールする意志力が必要なのです。

意志力はエネルギーです。1日のなかで使える意志力には限りがあることが分かっています。私たちは1日に35,000回以上の意思決定をしているので、魅力的なショッピング売り場で抵抗するのは、本当に難しいことなのです。

意志力を使うと、頭の中のブドウ糖が大量に消費されます。ブドウ糖は脳のエネルギー源です。ブドウ糖がなくなると、脳は意志力を失い、難しい判断ができなくなります。逆に、ブドウ糖を脳に与えてあげれば、意志力を回復させることができます。

フロリダ州立大学で行われた2007年の有名な研究では、感情を抑えたり、ストレスに立ち向かったりするときに脳のブドウ糖が減少することが示されました。さらに、ブドウ糖が少ないと衝動に抵抗することが難しくなることも判明しています。

この研究はいくつもの研究で再実証され、ブドウ糖が意志力に大きく関わっていることは明らかな事実となりました。

したがって、衝動買いを防ぎたいと思ったときは、ブドウ糖を食べる。それがベストです。実は、ラムネの主成分ってブドウ糖だって知ってましたか?効率よくブドウ糖を補給するにはラムネが一番ですよ。

ジュースやご飯を食べても補給できますが、手軽さではラムネが一番。ジュースの中で人工甘味料をメインに使っているものはブドウ糖を摂取できない場合もあるので要注意です!

食べたブドウ糖がピークを迎えるのに30分~60分くらいかかります。お店に入る前に、ラムネを食べておくと、無駄な衝動買いを減らせるかもしれませんよ!


まとめ

衝動買いをしやすい人は2人に1人。たくさんいます。

衝動買いを防ぐためには、すうぃ~とを摂るのがとても大切。ラムネの主成分は、意志力を高めるブドウ糖。お店に入る前にラムネを食べて、意志力を復活させましょう!


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とても良いギモンの提供をありがとうございました!


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引用

Fenton‐O'Creevy, Mark, Sally Dibb, and Adrian Furnham. "Antecedents and consequences of chronic impulsive buying: Can impulsive buying be understood as dysfunctional self‐regulation?." Psychology & Marketing 35.3 (2018): 175-188.

Wu, Pei-Tzu, and Cheng-Jong Lee. "Impulse buying behaviour in cosmetics marketing activities." Total Quality Management & Business Excellence 27.9-10 (2016): 1091-1111.

Shehzadi, Kiran, et al. "Impact of personality traits on compulsive buying behavior: Mediating role of impulsive buying." Journal of Service Science and Management 9.05 (2016): 416.

Gailliot, Matthew T., and Roy F. Baumeister. "The physiology of willpower: Linking blood glucose to self-control." Personality and social psychology review 11.4 (2007): 303-327.


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