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将棋のメモ

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将棋についてのメモです。
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記事一覧

王将戦で「みんなAIに振り回されすぎ」るだろう話

▼いよいよ将棋の第72期王将戦が始まる。きょう2023年1月8日からだ。 20歳の藤井聡…

王将戦リーグが滅法(めっぽう)面白い件(その2)

▼王将戦リーグがじつに面白い展開になっている。 最大の話題は、藤井聡太氏の3連敗である。…

「将棋世界」を読むと藤井聡太氏の破格ぶりがわかる件(その0)

▼前号から1カ月ほど、わざと更新しなかった。そうすると、どれくらい閲覧数が減るか、みてみ…

藤井聡太氏の発想は小学生時代に鍛えられた件

▼将棋のタイトル戦は、一般的にお金を出している新聞の記事が最もくわしい。棋聖戦の場合も例…

藤井聡太氏が今年度中に「四冠」になるかもしれない件

▼数日前、寝起きにスマホを見ると、noteから、あなたの記事が、1週間で最も読まれた記事の一…

400万人が「渡辺棋聖」対「藤井聡太」の第3局を視聴した件

▼きのうは素晴らしい将棋を見ることができた。 将棋の棋聖戦第3局は渡辺明棋聖が藤井聡太七…

明日、「藤井聡太棋聖」が誕生するかもしれない件

▼明日、藤井聡太棋聖が誕生するかもしれない。もし、そうなったら、「藤井聡太八段」という名称は見ることができないかもしれない。タイトルを持ったまま、八段を通り越して、九段になってしまう可能性がある。 羽生善治氏がすべてのタイトルを失い、「九段」の肩書になった時、将棋ファンの誰もが新鮮さを感じた。「何らかのタイトル名で呼ばれない羽生善治」を、誰も27年以上見たことがなかったからだ。 藤井氏もまた、明日から、「段位」では呼ばれない、何らかのタイトル名で呼ばれ続ける「孤独な勝者の

無料アプリで将棋がどんどん強くなれる、かつてない時代になっている件

▼17歳の藤井聡太氏が、快進撃を続けている。産経新聞の記事から。 〈【ヒューリック杯棋聖…

17歳の藤井聡太氏がいきなり二冠になるかもしれない件

▼将棋棋士の藤井聡太氏が、棋聖戦に続き、王位戦でも挑戦者に名乗りを上げた。 〈将棋の藤井…

藤井聡太氏が、誰も破れないと言われてきた将棋の記録を2つ破った件

▼17歳の少年が、日本のマスメディアの注目を一身に集めている。将棋棋士の藤井聡太氏が、ま…

将棋の歴史上初めて「女性のプロ棋士」が生まれるかもしれない件

▼数カ月間、このメモを放っておいたら、毎日更新している時と閲覧者数があまり変わらず、拍子…

将棋のトッププロに見えている残酷な現実の件

▼最近、将棋ブームが続いているが、作家の大崎善生氏が、「藤井聡太七段の存在はどれほど大き…

「将棋世界」を読むと藤井聡太氏の破格ぶりがわかる件(その1)

▼ほんとうに大して更新していないのに、小誌への閲覧数が一向に減らない。というより、毎日社…

「将棋世界」を読むと藤井聡太氏の破格ぶりがわかる件(その2)

▼「将棋世界」2020年9月号を読むと、現時点での藤井聡太氏の破格の強さがよくわかる、という話。 前号で、渡辺明氏の敗戦の分析で印象深かった点を3つ挙げた。今号はその3つめ。 敗因についての、総合的な分析である。 このくだりが、後世に残る証言になる、と筆者が感じた箇所だ。適宜改行と太字。 〈敗因はどう考えているのか。 「いろいろあるけど、終盤力が違いすぎますね」と漏らした。(中略) 藤井の終盤力のすごさはいまさらだが、ソフト出現以降の現代将棋によく合っているのでは