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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿245


第244回から続く


ショートという行動を8月頭にとる当たって


8月という「時」に対して、ショートという行動を8月頭にとる当たって、この寄稿では、FRBがQT(量的引き締め、バランスシートの縮小を行っているという環境下の中で、流動性、FRBのネットの流動性とインデックスの乖離、業績、そして、インフレのぶり返しリスクという事について述べて参りました。

第2四半期の業績発表につきましては、そのおおよそ8割が業績発表を終え、当初の予想より、少し良い、という具合ですね。まあ、ここは、この寄稿でも引用を用いて述べてきました、ゴールドマンの方がおっしゃっておられた、”低い予想を満たす”、少しより良く満たしているという範囲の事かと僕は解釈しております。



ブルームバーグ記事からの引用です。

・「FOMC議事要旨:「著しい」インフレリスク、追加引き締め正当化も」

この記事からの引用~”議事要旨では、「インフレに著しい上振れリスクがあり、金融政策の追加引き締めが必要になり得るとの認識を大半の参加者は引き続き示した」と記された。”

”議事要旨では、「金融政策スタンスが抑制的な領域にあることを踏まえ、委員会が目標を達成する上でのリスクは二面性を強めたと幾人かの参加者は判断。委員会が決定を行う上で、政策を不用意に引き締め過ぎるリスクと、引き締めが不十分な場合のコストとの間でバランスを取ることが重要だとの見解を示した」と記された。”

当初の目標、4400レベルまでやってきました


8月16日水曜日のマーケットを終えて。
これまでの寄稿に明記してきました通り、マーケットは、8月頭にショートした時に当初の目標においた、4400レベルまでやってきました
何度も述べて参りました通り、8月という「時」その”期間限定”での行動です。
半分8月は終わりましたが、しかし、まだ、8月は続きます。

あいだみつをさんの”いまから、ここから”という気持ちでいます。
それは、”いまから、ここから”S&P500で9%の調整というターゲットを視野に入れてくることができるかどうか、”をこの8月後半のポイントにしているからです。

最初の頃のアウトライヤー寄稿で、”相場を当てて(相場の方向性を当てて)儲からず””大相場誰ももうからず”は、これは、い・け・ま・せ~・ん~、と述べて参りました。

相場の方向性を当てることよりも、それに対して、自分がどういう行動をとるかがポイントです。S&P500で4400がまずはターゲット、あわよくば4400割れの4370、とか立派なことを言いながら、実際の行動としては、そこ行くまでにショートポジションの半分を4460レベルのところで利食っちゃった自分がいるわけです。

これが、一番直近の教訓ですね(笑)。気を取り直して、残りの半分のポジションで、これから何ができるかというところです。


乖離が”修正”


追伸~8月という時期、それまでの6月、7月と異なり、バブリーで楽観的すぎるほどの解釈やモードに、ほころびがでてきて、乖離が”修正”されていますね。

僕は、暴落をあてた~、暴騰をあてた~という事よりも、それらの前に、もっとその手前の、小さなことから、”ずれ”、”ほころび”、”乖離”の修正に焦点を当てます。これにつきましては、この寄稿の最初の頃にも何度か述べました。そこに焦点をあてることにより、”修正”いわゆる”調整”で終わり、また息を吹き返すのか、それとも、”修正”、”調整”で終われないのか、がより見えやすくなると考えているからです。


ジャクソンホール前とジャクソンホール後の2つ


本当にそうするかどうかは、今は何とも言えませんが、自分の頭の中では、8月の残りの期間を、ジャクソンホール前とジャクソンホール後の2つに分けて、今あるポジションの半分をジャクソンホール前にたたんで、残った半分のポジション、一番最初から考えましたら2割5分に当たるポジション、これを持って、ジャクソンホール後から8月末をみていこうかなあ~、どうしようかな~、という具合に、一つのアイデアとして、今は考えております。一つのアイデアであり、現時点では、まだ、何とも言えませんというのが正直なところです。




第246回へ続く


最後に …
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
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