【散文詩】哲学者と詩人
業苦を観念ではね返し恬然とまくしたてる哲人
業苦を反転させて美の鑑賞に言葉を晒す詩人
見習いの小僧は作業中に片腕をミンチされて祈りを捧げることもできなくなって蔑まされる屈辱を知った
屈託を折りたたんだ小包を青天の空に流すのは慈悲を乞うためなのかそれとも恩讐か
信じることは射幸心の陰翳として碧天を蝕むことごと
表層と深層の二項対立が剥き出しの平面の座標となり地上に鏡の国が空虚な頭蓋に表出し煉乳で充たす
業苦を観念ではね返し恬然とまくしたてる哲人
業苦を反転させて美の鑑賞に言葉を晒す詩人
見習いの小僧は作業中に片腕をミンチされて祈りを捧げることもできなくなって蔑まされる屈辱を知った
屈託を折りたたんだ小包を青天の空に流すのは慈悲を乞うためなのかそれとも恩讐か
信じることは射幸心の陰翳として碧天を蝕むことごと
表層と深層の二項対立が剥き出しの平面の座標となり地上に鏡の国が空虚な頭蓋に表出し煉乳で充たす