【散文詩】泣き虫ピッツ

泣いてばかり
白くカラカラな心に
オアシスを
汀に消える
境界線

素足に刺さる
硝子片
流れる赤い糸
裂けた皮膚の色彩

肩をかして
駐車場
逸らせない
傷口に反射する光彩

水晶を洗い
きれいだと
交差する告白
相殺された嘘