見出し画像

留学で日本にも情報統制みたいなのがあるのかもな~とうっすら思った話

カナダ留学中の2022年6月頃の話です。
「サル痘が大流行だって。嫌ねぇ…。」
テレビを見ながらカナダ人が言いました。

私は
「うわ〜きっとまた日本はコロナの時みたいに規制で大変なことになるよ。水際対策が甘かったって、国内で批判されてたから、政府もすごい慎重になってるし。7月下旬に日本帰国なのに入国規制とかあったら嫌だな…」
と言っていました。

当時アフリカ大陸にあるコンゴでサル痘が大流行し、欧米を中心に感染が拡大していました。

そのためカナダでは、
"monkey pox(サル痘)”という言葉を
聞かない日はないぐらい連日ニュースで
取り上げられていました。

そこで日本に連絡を取って、
ニュースでサル痘について日本でどれだけ
取り上げられているのかを聞きましたが、
「サル痘?なにそれ?」
という感じで、全く知らない様子でした。

実際、何事もなく帰国できました。
そのため、サル痘のことを
すっかり忘れていました。

さて、帰国から5か月が経過しようとした今、
何となくカナダのニュースを眺めていたところ
”monkey pox"の文字が目に留まりました。

「まだサル痘流行ってるんだ?!でも日本で全然聞かないの何でだろう?今日本国内のサル痘に関する情報ってどうなってんだろう?」

調べてみました。
yahooニュースで小さい記事が
一つだけ見つかりました。

2022年の9月下旬に日本で5人目となるサル痘感染者が確認されたそうです。

厚生労働省のHPを見てみました。
2022年の10月6日までに国内で7件の感染が
確認されているそうです。

また、2022年12月16日に発表した情報では、
「世界的には、アフリカ大陸と欧州地域を中心に引き続き新規感染者の減少傾向」が見られるという記述がありました。

つまり、サル痘の感染拡大は収まりつつあるそうです。

自主的に探そうと思えば情報を得ることは出来ましたが、私の知る限りでは日本のテレビやネットニュースで「サル痘」の言葉を耳にしたり目にしたりすることは、帰国後1度もありませんでした。

恐らく、下手に騒いでコロナと同様の混乱を引き起こしてしまうことを懸念して政府は何らかの報道規制を加えたのではないかと推測しました。

仮に報道規制があるのだとしたら、
国にとって不都合な情報が伏せられてしまうこの状況は問題です。

しかし、コロナで大きな打撃を受けて
未だに抜けられていない日本経済を考えると、
これ以上国民の不安を煽って扇動するのは
避けたいという意図も正直言って
少しだけ理解出来てしまいます。

留学中の半年間、カナダを含む欧米諸国では
既にコロナ前の生活が再開していました。

その恩恵を享受していただけに、
帰国後に日本のコロナ規制の大きさや
根深さに驚いたからです。

そのため、良くも悪くも新しいものや危険なもの対する警戒心が非常に強い日本にとってこの措置が正しいのかどうかは正直わかりません。

ただ、サル痘に限らず、きっと他にも様々なことの報道も規制が加えられているのだろうな~と
なんとなく感じた今日なのでした。

本日もご覧頂きありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?