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笑点林家木久扇後継者予想

2023年8月27日の24時間テレビ内の笑点において林家木久扇が2024年3月をもって笑点を卒業するという報告があった。

85歳になる木久扇は年齢を考慮しての卒業となる。また、笑点メンバーとしては最高齢での卒業となる。

となると下衆な話ではあるが気になるのは後継者である。そこで前回同様ガバガバ予想をしてみる。

個人的な予想としては

◎林家木久蔵
◯鈴々舎馬るこ
▲蝶花楼桃花
△柳家わさび
×林家三平

となった。理由は以下の通りである。

・林家木久蔵
まず前置きとして今回の新メンバー予想は卒業する林家木久扇が落語協会所属であるため笑点メンバー間における所属団体のバランスを考えて落語協会所属の落語家から選んだ。

本命は木久扇の息子木久蔵とした。根岸のボンクラベージュこと当代林家三平の失態で2世アレルギーを持った視聴者もいるかも知れないが親の威光が違うというところが本命とした理由でもある。

どういうことなのかというと次の通りである。三平の父初代三平は昭和の爆笑王と言われ兄もそうだがあの兄弟は何かと比較され叩かれやすかった。加えて母香葉子の政治的圧力もあったかも知れない。そんな中スペックもないのにメンバーになれば当然ドン滑りで苦肉の策で生み出したであろうボンボンキャラも鼻についたものだから首になってざまあみろという流れになった。

しかし、木久蔵の場合は父木久扇が笑点で与太郎キャラをやり続けてきたことで三平よりかはハードルが下がっているとも取れる。嫌な言い方をすれば初代三平ほど威光が強くない。おそらく木久扇は世間からとぼけたおじいちゃんと認識されているだろうしボンボンキャラではなく父と同じ与太郎でも「あの親子なら」と受け入れられることもあり得るだろう。

・鈴々舎馬るこ
対抗は鈴々舎馬ることした。馬るこを候補として挙げた理由は一つ目に若手大喜利で結果を出したということが挙げられる。笑点メンバーの世代交代は若手大喜利で結果を出した人が選ばれることもある(春風亭昇太、林家たい平がこれに該当する)

二つ目の理由は笑点にはいなかったおデブキャラ枠であるということが挙げられる。過去を振り返ってみても若手大喜利ならまだしも笑点のレギュラーメンバーでおデブキャラがいたことはなかった。林家こん平が回答者時代に食に卑しい発言をしていたこともあったがあれは田舎っぺの演出だろう。そうなると笑点でのおデブキャラにはある程度新鮮味はある。言い換えれば攻めすぎてもいない。

問題点を挙げるとするなら大声でがなるというのが桂宮治と被るということだろうか

・蝶花楼桃花
前回は攻めすぎと桃花を候補に入れなかったが今回は入れてみた。理由は次の通りである。

一つ目は時代の変化である。三遊亭円楽の後釜に入った春風亭一之輔という落語家は要領が良いので現時点では毒突いたり司会を奪うなどと回答することで円楽感は出せている。しかし裏を返せばサプライズ感が足りないとも取れる。メンバー決定時こそ多忙でメンバーにはならないという予想を裏切りサプライズ感はあったが上手くやれすぎているとも解釈できる。笑点はポジション芸でもあるので仕方ないという一面もあるかも知れないが。

二つ目は木久蔵同様8代目林家正蔵(林家彦六)の系譜を受け継いでいることである。卒業する木久扇にどれだけ後任の決定権があるかは分からないが気心知れた身内の方がいいという考えもあるかも知れない。ただ、裏を返せば笑点メンバーで落語協会所属の落語家はどちらかの林家の流れを継いでいないとなれないのかということにもなる。仮に桃花がメンバーになったら一之輔と桃花がいとこ弟子という関係にはなる。

問題点を挙げるとするならやはり女性落語家のレギュラーメンバーはやりすぎという意見も存在することだろうか。あと、「桃」とつくのだから木久扇の次に高齢で現在77歳の好楽が卒業したあとに桃色の着物のメンバーになったらいいのではないかとも思える。

・柳家わさび
前回本命に推したわさびは今回印を下げた。理由としては次の通りである

一つ目が一之輔と色々被ることである。まず所属が日芸で被る。これはそこまででもないかも知れないがもしわさびがメンバーになった場合歌丸以来となるヒョロガリキャラというポジションになる。歌丸が回答者だった頃は楽太郎ばりに馬の円楽に毒突いていて回答内容は楽太郎(当時)並に過激だった。それでも歌丸楽太郎が上手くやれたのはキャラクターの演じ分けがあったからだろう。その演じ分けができるかどうかが難しそうにも見える。

二つ目は着物の色である。宮治が歌丸カラー(回答者時代の黄緑)の着物なので宮治とのポスト歌丸争いという大月秩父戦争的な対立構造を見せたいのであればわさびの着物の色は歌丸カラー(司会者時代の濃い緑)になるがそうなると色が被る。かといって病弱ネタで大喜利では陰キャ感を出すわさびは黄色を継ぐような感じでもない。宮治の黄緑を黄色と解釈するという強引な手があるにはあるが果たして。

とはいえ若手大喜利の実績もあるので候補として可能性はゼロではない。

・林家三平
正直候補にも入れたくなかったのだが候補に入れざるを得なかった理由があった。それが香葉子夫人の圧力である。今香葉子夫人がどれだけ影響力を持っているかは分からないが彼女が「私の夫でだいぶ稼いだだろう」と言えばお偉いさんも返す言葉はないというパターンもあり得る。

万が一彼がカムバックしたらそれは政治的圧力が働いたと見ていいだろう、あまり考えたくはない話だが。


また、補足で候補に入れなかった落語家についても書いておく

・立川流
思えば晴の輔が前回ラストチャンスだったようにも思える。笑点メンバーの新規参入で50代の参入は春風亭昇太くらいしかいないので晴の輔は年齢的に厳しい。知名度でアドバンテージを誇るプレバト俳句おじさんはなおさら厳しい。

そしてこの二人以外でメンバーやってもよさそうだなという人がいない。あくまでも笑点メンバー向きの人がいないだけでガッテンの人とか競艇の人みたいに落語ができる人はいるにはいるが。

・円楽一門
笑点メンバー候補になり得る落語家が現時点でいない。円楽の枠の時に同じ一門つながりで萬橘をねじ込むことも選択肢にはあったかも知れない。だが今回空くのは木久扇なので円楽一門をねじ込む理由が弱い。

ただ、木久扇の次に高齢の好楽が卒業した際には息子の王楽がメンバー入りすることは可能性として多少はあるかも知れない。

・芸術協会
好楽の次に高齢の小遊三が卒業した時になればあり得るがそれまでは協会バランス的にもおそらくないだろう。

・講談師
と書いてみたものの人間国宝の弟子という特定の一人になってしまうわけだがやはり試みとしては攻めすぎか。


以上がガバガバ予想である。果たして誰になるかは3月になってからのお楽しみということで。

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