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世界一簡単なスーツの教科書

この本ではスーツ一式を最短でそろえる手段について説明します。

都心で働いていた時のことですがスーツを着ている90%以上の人間が
ルールを守ったスーツの着こなしをしていないことに気づきました。

ちなみに守っている可能性が高いのが銀行員などお堅い仕事か
企業役員など社会的地位の高い方です。

スーツを正しく着れる10%になってみませんか?

お堅い仕事や社会的地位の高い方は意味があってそういう恰好をしているはずですから。

【現代のルール】
スーツのルールとはどこで知ることができるのか?
はっきりいうと暗黙の了解だけで明文化されていません。
書籍・ネット・インタビューなどで検証した限り共通のルールが割り出せました。

・サイズを合わせる
 →シャツの袖が1~2cm見えている。肩があっている。ズボンが長すぎず短すぎない。
・アイテム選びを間違えない
 →スーツの色は紺か灰色で黑や茶はダメ。柄は無地かストライプでチェックはダメ。
 →シャツの色は白か水色でピンクや灰はダメ。柄は無地かストライプでチェックはダメ。
・革製品の色を揃える
 →黒色か茶色。黒色が無難。
・金属の色を揃える
 →銀色か金色。銀色が無難。  etc…

ここでクイズです。
Aさん「スーツには腕時計をつけるべきだ」
Bさん「別につけなくてもいいだろ」
あなたは腕時計をするべきでしょうか?

答え・腕時計をするべき
理由・Bさんもつけることを禁じていないためAさんBさん両方に好印象だから

この理論でスーツを揃えていった場合、最も厳格なスーツ姿が完成されます。
本書では最も厳格なルールを守ったスーツ一式が揃うようにしてあります。

【最低予算】
金額は目安ですが、この値段を下回ると品質的に厳しくなると思ってください。
①スーツ(ジャケット) 30000円
②スーツ(パンツ)
③シャツ 05000円
④ネクタイ 03000円
⑤靴 20000円
⑥ベルト 04000円
⑦カバン 10000円
⑧腕時計 05000円
⑨肌着 02000円
⑩靴下 01000円 計80000円

【スーツを着る意味について】
19世紀に英国貴族がタキシードのダンスパーティの間に休む服として
ラウンジスーツが作り出され部屋着やレジャーに使われるようになりました。。
それをアメリカのビジネスマンが着始めたのがスーツの起源です。
つまり労働するための服として生まれたわけではないのです。

とはいえ現代でスーツを1着も持っていない男性も珍しいでしょう。

APPLEのスティーブ・ジョブスは黒タートルにデニムといつも同じ格好をすることで有名です。
そんな彼も銀行に行くときはブリオーニという高級イタリアスーツに身を包んでいたそうです。

ジョブスのような偉人ですら状況に応じて服を変えたのです。
それは相手への礼儀であり、あなたの人生を有利に進める指針になるはずです。

また、スーツの形というのも流行で微妙に変化しますので
これから買いに行くとき、あるいははじめて買うときの目安にすると良いでしょう。

なぜならカジュアル服と違い、スーツには厳密なルールとサイズ感が求められるので
準備しておかないといざという時に困ってしまうのです。

※ちなみに冠婚葬祭に用いられる礼服はスーツと似ていますが
 用途が違うので、詳しく知りたい人はネット検索してみてください

【店選び】
世の中のスーツは大きく分けて2つあります。
既製服=すでに形が決まっており自分に合うサイズを選ぶ。その場で買える。
注文服=客のサイズを細かく調べ作る。時間かかる。

下記に有名なお店を記載しましたので検索してみてください。
スーツ専門店は高品質
あなたの買うべきスーツは何が必要かで決まります。
一般的なサラリーマンなどであればAで十分です。
自分が部長など責任ある立場ならB以上。
さらに相手が立場ある人間などであればCも視野にいれましょう。

A・お金なし 時間なし→スーツカンパニー・スーツセレクト
B・お金なし 時間あり→麻布テーラー・銀座グローバルスタイル
C・お金あり 時間あり→キートン・ブリオー二・伊勢丹
※Aはその場で買えますが、お直しに時間がかかるので余裕を持って買いに行くべき

【購入時の注意点】
コンセプト上細かい説明は省きます。
読むのが面倒な方は店員に●を欲しいと言い写真を見せてください。

①スーツ(ジャケット)
●「紺色無地でウール100%梳毛で2つボタンor3つボタン段返りのクラシックなスーツ」


※購入時に店員に袖の調整をしてもらいシャツが1~2cm見えるように
※梳毛とはつやつやした生地のこと。テカりが強すぎると夜会用なのでほどほどで
※もしイタリア式・イギリス式・アメリカ式とあった場合はイギリス式が無難
※着丈が短いスーツが流行っていますがお尻が3/4以上隠れるクラシックスーツにすること

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