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大学受験英語の基礎について

日本では4月から3月まで学校暦における「年度」としています。このため、4月入学者を選抜する入学試験は主に年明けの1月~3月に行われます。このため、前年の夏が過ぎて秋になると、それまでよりも「応用的な」学習をすることが推奨されます。では、この時点で身についていると望ましい「基礎」とは何でしょうか。

Threadsの投稿を貼りました。まず、母語である日本語の文法知識を意識化、明示することが大切です。これは、母語であるがゆえの勘違いや無自覚な誤りを避けて日本語の分を正しく理解するために必要です。また、英語を日本語と機械的に結びつけて英語の正しい使用を妨げる状況を乗り越えるためにも必要です。このあたりはnoteでも頻繁にお伝えしているところです。

日本語の文章理解・表現の技術というのは、入試現代文で求められる文章理解と重なるところもありますが、もっと基本的な数百字からなる文章を正しく理解できること、そして200字程度の説明文や論説文が書けることが受験英語の基礎としては重要になります。これらが英語の文章理解(→読解問題)と文章表現(→英作文問題)の基礎となります。

大学受験英語における「応用」とは、入試レベルの英語の文章を読み、設問に解答できるようにしていく学習であり、英作文問題で課された英文を的確に書いて解答できるようにしていく学習です。この前提となるのが、日本語であれば適切な文章理解と文章表現ができることと、英語の文レベルの理解・表現ができ、文章理解に必要な知識もある程度は身につけていること、となります。

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