まずは、英語の時制について、文法能力開発のYouTubeチャンネルから動画をいくつかご紹介します。

英語に時制がいくつあるのか、「未来形」はあるのか、ということがときどき「議論」になることがありますが、時制を「時を表す動詞の形」を厳密に捉えれば、現在形や過去形のように原形に語尾を付けることによって未来形を派生させるというしくみは英語にないわけですから、「未来形」はないことになります。一方、「時を表す動詞の形」を少し広く捉えれば、英語では未来形語尾がないという不備を補うために助動詞willを用いるということで、「will＋原形」を「未来形」と呼ぶこともできます。

文法をどのような言葉で語るのかについては、なかなか難しいところがあります。

このところ、浪人生から、「前に教わっていた先生は○○と言っていたんですけど」から始まる質問を受けることがよくあります。教える側が、自分の説明の仕方以外の説明との「互換性」を常に意識し、その互換性の確認を求める質問があれば真摯に対応していく。このあたりが教え手にとっての落とし所なのかな、と考えています。