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駆け出しデザイナーがバナーを制作する際に考慮してほしい5つのポイント

みなさん、こんにちは。
新潟市在住のソーシャルPLUSデザイナーのおやなぎです。
2023年はnote記事をたくさん書くぞ!と社内で宣言してから何も書かずに、はや3月。
「春までには書きますよ!」と言い、「新潟はまだ寒い日があるので春とは言えないっ(汗)」「駐車場の隅に、まだ少し雪が残ってる(苦)」とごまかし続け、ようやく本日記事公開に至りました(そもそも誰にも催促されていないのですが)。
本日は「駆け出しデザイナーがバナーを制作する際に考慮してほしい5つのポイント」についての記事です。
ちなみに、今回はバナーの作り方や中身については触れません。


まずは、デザインツールから一度離れて考えてみよう

バナーの制作依頼をいただいてから、素材や文言が届きPhotoshopなどのデザインツールを開いたものの、そこから手が動かない。。
実はベテランデザイナーもこの状態で「良いバナー」を制作するのは中々難しいです。ベテランデザイナーと言えど、デザインツール上だけでバナーの良し悪しは判断ができないのです。
どのようなバナーを制作するべきか。
まずは、デザインツールから一度離れて考えてみましょう。

まずは、デザインツールから離れて考えてみましょう

制作するバナーが人の目に触れる「大通り」を調べよう

制作するバナーがどこに表示されるのかを調べましょう。Webサイトのトップページ、ブログの一覧ページ、SNSからの流入であったり、SNS広告であったり。
表示されるページ以外にも、実はユーザーの9割がスマートフォンからのアクセスということはありませんか?
バナーが掲載される場所や状況など1つに絞る必要はありませんが、アクセス解析ツールやヒアリングを元に把握し、人の目に触れる「大通り」の目星をつけ解像度を高めていきましょう。

バナーが表示されるサイトの性質やテイストを調べよう

バナーを掲載するサイトはどのような配色・テイストですか?もし制作したバナーが掲載するサイトと同じ配色、テキストも周りのテキストと同じテイストだった場合、掲載するサイトに馴染みすぎて押されにくいバナーになってしまう可能性があります。
サイトが閲覧される時間帯が夜中心の場合は、ユーザーの多くはサイトをダークモードで閲覧しているかもしれません。PCのアクセスが多いサイトもあれば、スマートフォンのアクセスが多いサイトもあります。
また、note や YouTube など、サイトやメディアによってユーザーに受け入れられやすいバナーのテイストも異なってきます。
制作したバナーが意図通りに主張し押されやすいバナーであるようサイトの性質やテイストを調べましょう。

バナーが表示されるサイトの性質やテイストを調べましょう

実際に表示されるイメージを確認しよう

制作したバナーが意図通りに主張できているか、提出前に実際に表示されるサイトやメディアに仮配置し、表示イメージを確認しましょう。実際にテストページで表示を確認する方法、配置されるサイトのスクリーンショットを撮って擬似的に配置し確認する方法、どちらでも問題ありません。
配置してみて初めて気付く調整ポイントがきっと見つかるでしょう。
バナーを提出する前には、必ず表示イメージを確認しましょう。

提出前には、必ず表示イメージを確認しましょう

制作のスピードを意識しよう

バナーを制作する際は、制作時間やスピードを意識しましょう。究極のバナーを3日かけて制作するよりも、制作時間を意識して1日でも早い提出・公開を目指しましょう。時間をかけすぎたために、せっかくの有益な情報が他の誰かに先に発表されてしまうかもしれません。
バナー以外にも記事の作成やメールの返信など、情報の鮮度や温度を意識して業務を進めていきましょう。

以上が5つのポイントです。

終わりに

最初は上手く作れないことも多いかもしれませんが、周りのベテランデザイナーからフィードバックを受けながら、少しずつ上達するはずです。
将来、バナー以外にバナーのサイズより10倍の何かを制作することになったからと言って、考慮すべきポイントが10倍に増えるわけではありません。制作する前に一度立ち止まり考えるクセをつけていけば、きっとどんな仕事もしっかりと対応できる立派なデザイナーとして周囲に認められるでしょう。

最後のポイントの説明のくだりで、見事に私にブーメランが飛んできて、刺さった背中が痛いです。今日は湿布を貼って寝ることとします。
ではまた。


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