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Webサイト制作ノーコードツール Webflow の ススメ

みなさん、こんにちは。
私は新潟市在住のソーシャルPLUSデザイナー、おやなぎです。最近はお香やエッセンシャルオイルなどの「香り」に凝っています。自分自身甘い香りに包まれていると感じるのですが、娘からは相変わらずの辛口評価です。
さて、本日は「Webサイト制作ノーコードツール Webflow の ススメ」についての記事をお届けします。
皆さんはノーコードツールを使ったことがありますか?
私はソーシャルPLUSに入社するまでの約14年間、Web制作者として活動していました。
今回初めてノーコードツール「Webflow」を使い、ソーシャルPLUSのサービスサイトを制作(リニューアル)したのですが、制作時に気づいたノーコードツールの魅力について、元Web制作者としての経験と視点に基づき、お伝えしたいと思います。


デザインの細かな表現はWebflowで再現できる?

近年のノーコードツールの発展は、WebflowSTUDIOなどに限らず、驚くべきものがあり、大抵のデザインはノーコードツールで表現できる時代になりました。
ノーコードツールと聞くと、デザイナーがピクセル単位でこだわり作成したデザインが再現・実装できないイメージがあったりしませんか?
Webflowの場合は、Web制作の知識のない人でも簡単にサイトを構築できるだけでなく、Web制作者もCSS設計などのWeb制作技術を活かしてメンテナブルなサイトを構築できます。
Webflowでのサイト構築イメージは、クリックとドラッグでコーディングを進めていくものです。また、作成したbuttonやheaderなどをコンポーネントとして登録して再利用できるため、効率的にサイトを構築することができます。
Webflowに縦書き機能はないため(2023年10月時点)、一部のジャンルのサイト制作には向かないかもしれませんが、一般的なBtoBサイトの表現や、ピクセル単位でこだわり作成したデザインも問題なく再現・実装できます。

Webflowで制作されたサイトギャラリー「Made in Webflow

ピクセル単位でこだわり作成したデザインも問題なく再現・実装できます。

ローカルで環境構築をする必要なく、ブラウザを繋げばすぐ作れすぐ直せる

Web制作の現場でサイトを構築する場合、多くの制作者がローカル環境を構築してコーディングを進めます。作業効率上必要なことですが、習熟度が浅い制作者や非制作者にとっては環境構築がハードルとなり、結果としてサイトの構築や修正ができる人員が限られ、作業の属人化が発生することがよくあります。
ノーコードツールの利点として、特別な環境構築を行う必要はなくブラウザを開くだけで直接サイトの構築や修正を進めることができるため、習熟度が浅い制作者や非制作者でもスピーディに対応することができます。ノーコードツールを使うことで、作業の属人化を防ぐことができます。
Webflowでは、ステージング環境と本番環境の2つの環境が用意されているため、安心して作業を進めることができます。事前の確認もしっかりできるので、ミスを防ぐことができます。

様々なアップデート対応から解放される

Webflowなどのノーコードツールの利点で特筆すべきは、定期的なアップデート対応から解放されることです。
例えばWordPressでサイトを構築している場合、定期的にWordPressのバージョンやプラグインのアップデートを行う必要があります。また、これらのアップデートと並行して、PHPやデータベースなどの環境のアップデートも必要です。
ノーコードツールを使う場合、ツール提供者側がシステムのアップデートや保守を行うため、ユーザーはアップデート対応の手間を大幅に削減できます。ノーコードツールを使用したからと言ってセキュリティリスクが無くなるわけではありませんが、環境面の保守の心配が軽減できるのではないかと思います。

様々なアップデート対応など、環境面の保守の心配が軽減できる。

Webflowで本来向き合うべき部分に集中できる

以上お伝えした通りWebflowなどのノーコードツールを利用することで「作る」部分としては効率良くサイトを構築でき、「直す」部分は属人化することなく、誰でも修正できる開発体験を得ることができます。
この開発体験により、自社や顧客のビジネスの成長や課題解決など、本来向き合うべき本質的な部分「考える」「検証する」に多くの時間やリソースを集中できるのではないかと考えています。

Web制作全般を置き換える、ではなく上手にノーコードツールと付き合っていく

Webflowなどのノーコードツールが万能というわけでは決して無く、CMSのカスタマイズ性や細かな機能の部分でWordPressには敵わない部分も多く、Web制作全般をノーコードツールに置き換えるのはまだ難しいと言えます。
しかし、サイトの種類によっては、CMSのカスタマイズ性が必要ない規模感のサイトの場合にWebflowを選択したり、Webflowで用意されているCMSの機能内でサイトの構成を考えるなど、上手にノーコードツールと付き合っていけるのではないかと思います。
また、ノーコードツールを使用する場合、毎月の利用料金は少ない額ではないですが、アップデート対応やセキュリティなどの保守のコストを考えた場合に、トータルでノーコードツールの方が安く抑えることができるかもしれません。

終わりに

本記事はWebflowを推した記事ですが、サイトの種類や規模感によってはSTUDIOなど別のノーコードツールの方がおすすめの場合もあります。
実際にノーコードツールで制作されたサイトを見ながら、Webflowでも作れるかもしれないという発想から始めると良いかもしれませんね。 「とりあえずWordPressをインストールしよう」から「このサイト、Webflowでも作れるかも?」へ。
これからもっと進化するWebflowやノーコードツールに目が離せませんね!
ではまた。

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