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雑誌記事索引紹介「紫式部」

 1000年以上昔の平安時代に発表され、現在でも読み続けられている『源氏物語』は様々な人による現代語訳や、漫画、映像作品も多数存在し、海外でも読まれている大ロングセラー作品です。
2024年の大河ドラマの主人公・紫式部は、その『源氏物語』の作者です。紫式部という名前は実名ではなく、本名は未詳ですが、“紫”は『源氏物語』のヒロイン・紫の上から、“式部”は父の官位が由来と考えられています。
 幼い頃から漢文を読みこなしたエピソードからも優秀な女性だったことが分かります。結婚をして娘が生まれますが、夫と死別し、『源氏物語』を執筆中に藤原道長の要請で娘・彰子の女房として宮中で働くことになります。『紫式部日記』はこの頃の宮中での様子について書かれた日記で、出来事以外には紫式部が他人について記している部分もあり、清少納言、和泉式部、赤染衛門など有名歌人について辛辣な批評をしています。
 『源氏物語』だけではなく、歌人としても有名で「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月影」(百人一首の57番目に収録)を詠んでいます。ドラマ鑑賞前の予習として紫式部の人となりをチェックしてはいかがでしょうか?

 今回は人名項目「紫式部」から30件を選んで紹介します。

※掲載内容は大宅壮一文庫HP内の雑誌記事索引紹介と同一記事です。
※今回紹介した索引の雑誌記事のコピーをご希望の場合は、遠隔地の方は資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用ください。
※雑誌記事を検索できるデータベース「Web OYA-bunko」利用者・導入機関受付中!

No.1
歴史のしっぽ 古都の歩き方 7回 いわし式部 ※いわれのないエピソードなど紫式部の不名誉な扱い
発言者 沢田瞳子
雑誌名 週刊新潮
発行日 2023年12月07日
ページ 64-65

No.2
21世紀のための源氏物語 「紫式部」の誕生 ※父は花山天皇の秘書、遅い結婚と早すぎる夫の死、物語が芽吹き紙が供給される、ストレスフルな宮仕え、物語の栄光と作者の孤独、他,略年譜・系図あり
発言者 三田村雅子
雑誌名 芸術新潮
発行日 2023年12月
ページ 86-94

No.3
河合敦の日本史の新常識 35回 世界最古の長編小説『源氏物語』の作者紫式部の生涯 ※父・藤原為時との逸話、藤原道長の娘・彰子に仕えた経緯、藤原宣孝との結婚と死別、『源氏物語』の歴史的価値、清少納言との関係性、他
発言者 河合敦
雑誌名 ノジュール
発行日 2023年08月
ページ 84-85

No.4
現代的日本人100人 「含蓄」にときめいて ※王朝文学のマイスター清少納言、絶世の美女の和泉式部、恋に奥手な紫式部、「日本」へ回帰した谷崎潤一郎、「美」を追求した三島由紀夫
発言者 イザベラ・ディオニシオ
雑誌名 文藝春秋
発行日 2023年08月
ページ 182-189

No.5
代表的日本人100人 未来へのロールモデル ※紫式部・世界文学の最高峰、関孝和・西洋に先駆けた発見、津田梅子・桁外れの「飛躍度」、大河内正敏・科学者の自由な楽園、小柴昌俊・用意して待つ幸運
発言者 大栗博司
雑誌名 文藝春秋
発行日 2023年08月
ページ 262-271

No.6
『源氏物語』を知らずとも知っておきたい… 紫式部、越前の歳月 ※都を離れて越前に赴いた理由、越前への道、越前で詠んだ歌、越前暮らしがもたらしたもの
発言者 福嶋昭治
雑誌名 歴史街道
発行日 2023年04月
ページ 62-65

No.7
大塚ひかりのスキャンダルで読む百人一首 57回 官仕えの紫式部の「やれやれ」な思いを癒やしたのはなんだったのか
発言者 大塚ひかり
雑誌名 ハルメク
発行日 2021年09月
ページ 136

No.8
卑弥呼から坂本龍馬まで1600年の謎を解く! 通説を覆せ!日本史ミステリー捜査隊 416回 女流文学最高峰「源氏物語」の作者 紫式部に「藤原道長の“愛人説”」!
発言者 跡部蛮
雑誌名 週刊大衆
発行日 2020年08月31日
ページ 124-125

No.9
紫式部のないしょ話 1回 紫式部は実は恋愛結婚でした。年上夫と短くも仲睦まじい生活。 ※連載開始
発言者 山本淳子
雑誌名 ハルメク
発行日 2016年05月
ページ 88
備 考

No.10
ロマンチック百人一首 4・最終回 母娘 ※紫式部「めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな」、大弐三位「有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする」
発言者 清川妙
雑誌名 いきいき
発行日 2015年01月
ページ 48-51

No.11
卑弥呼から坂本龍馬まで1600年の謎を解く! 通説を覆せ!日本史ミステリー捜査隊 141回 知られざる『枕草子』作者の素顔とは 清少納言と紫式部“ライバル”裏事情
発言者 跡部蛮
雑誌名 週刊大衆
発行日 2014年10月20日
ページ 94-95

No.12
ちょんまげ ザ・バトル 31回 紫式部・藤原道長 清少納言・藤原伊周 ※歴史上の有名人を勝手にマッチングさせた独断バトル
発言者 ペリー荻野
雑誌名 小説新潮
発行日 2014年09月
ページ 324-328

No.13
『源氏物語』入門 紫式部とは何者だったのか? なぜ婚期が遅かったのか?ライバル清少納言との関係は?天才作家の生涯の謎を追う ※『源氏物語』執筆の動機と創作の舞台裏も
発言者 山本淳子
雑誌名 一個人
発行日 2012年11月
ページ 18-25

No.14
この齢だった! 3回 紫式部 35歳 平安時代、独身・35歳(!)でお仕事デビューした紫式部の「勇気」
発言者 酒井順子
雑誌名 MORE
発行日 2009年09月
ページ 226-227

No.15
キョースマ! あの人は京都で何を感じたか? 番外編 この人たちの通勤・通学・練習路 紫式部(作家・歌人) 下立売通でストーリーを練ったか?
発言者 近藤雄生
雑誌名 なごみ別冊
発行日 2009年04月01日
ページ 22

No.16
特別企画 文春版「歴史読本」 火花散る「女のライバル」千年バトル 8番勝負 清少納言にケンカを売った紫式部の「女のメンツ」
雑誌名 週刊文春
発行日 2009年02月26日
ページ 48

No.17
特集 源氏物語の魔力 西暦1008年の紫式部 “女流作家の始祖”紫式部は、こんなことを考えていた? ※『紫式部日記』から探る紫式部
発言者 奥山景布子
雑誌名 オール読物
発行日 2008年10月
ページ 302-309

No.18
「源氏物語」現在形 1回 作者はどんな人? ※紫式部
発言者 高橋睦郎
雑誌名 なごみ
発行日 2008年07月
ページ 68-71

No.19.
【特別読物】 誰も知らない「紫式部」1000年紀
発言者 山口博
雑誌名 週刊新潮
発行日 2008年04月24日
ページ 60-62

No.20
虚構のリアリティ 『紫式部日記』論 「女 男」へのまなざし
発言者 吉井美弥子
雑誌名 文学
発行日 2007年01月
ページ 96-107

No.21
清少納言と紫式部 1000年の心もよう 平安が生んだふたりの才女の物語 今の世にもふたりの香気と才気が語り継がれる
発言者 ツベタナ・クリステワ
雑誌名 和楽
発行日 2007年01月
ページ 90-107

No.22
日本の英雄・肖像大全(上巻) 日本の英雄・肖像画が語る生涯(古代篇) 古代女性 紫式部 父から作家・歌人の素養を受け継ぎ、執筆された『源氏物語』
発言者 玉城妙子
雑誌名 歴史読本
発行日 2006年12月
ページ 78-79

No.23
雅子妃も体験される平安朝の伝統 「紫式部日記」にみる1008年のご誕生儀式 ※出産にまつわる皇室儀式
発言者 渡辺みどり
雑誌名 現代
発行日 2002年01月
ページ 282-289

No.24
欧米で大反響!『紫式部物語』の著者が明かす「間違いだらけの日本文化」 「世界初の小説家」紫式部から芸者文化まで、日本の女性は高い文化を誇ってほしい
発言者 ライザ・ダルビー
雑誌名 SAPIO
発行日 2001年03月14日
ページ 83-85

No.25
古典への誘い 王朝人の観察記録『紫式部日記』
発言者 尾崎左永子
雑誌名 ミマン
発行日 2001年03月
ページ 132-135

No.26
書評
鳩の目 comic 口には出さずに心で叫ぶ『係長ブルース』と『紫式部日記』の共通点に同情する ※ロドリゲス井之介『係長ブルース』
発言者 大塚ひかり
雑誌名 鳩よ!
発行日 1999年03月
ページ 24-25

No.27
グラビア
Color Special 再現された紫式部・越前の旅 ※「越前国司下向の旅」
雑誌名 週刊新潮
発行日 1996年10月24日
ページ 162-163

No.28
生きた、愛した、時代をつくった 日本を創った女たち 7回 紫式部 『源氏物語』の作家
雑誌名 週刊女性
発行日 1992年05月05日
ページ 62-67

No.29
歴史を創った女(10)貞淑な才女、紫式部日記より
発言者 中村渓男
雑誌名 婦人公論
発行日 1978年10月
ページ 294-295

No.30
人間研究・紫式部
発言者 円地文子
雑誌名 中央公論文芸特集
発行日 1952年01月
ページ 46先頭頁のみ表記の場合あり

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