シナリオ小話 14 視聴者のレベル
第14回目は、請負でシナリオ執筆を生業としているわたしの雑感というか、最近とても頻繁に考えるようになったことを記しておこうかと思います。(2007頃 執筆当時)
それは「視聴者のレベル」です。
こんな風に書くと『作家の上から目線だ』と言われかねないわけですが、どうぞ誤解なきように。わたしは視聴者を「実はかなりレベルが高い」と思っているのです。
たとえば、とある小学生・中学生といった低年齢向けビデオの脚本の仕事のはなしです。もちろん教育ビデオではなくエンターテインメント。
監