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創業1周年 | ビジョンにはどれくらい近づいた?

乾燥野菜ブランドOYAOYAの運営会社である株式会社Agritureが、8/22で創業から1年を迎えました。(OYAOYAは2年前くらいから行い、昨年に法人化)

どの企業も掲げているVisionやMission。どんな意味があるのか。事業運営に関係あるの?と思う方もいると思います。今回創業1年を迎えた節目に、Agritureを事例にnoteにまとめていければと思います。

農業の、これから。を創る

株式会社Agritureは、農業(Agriculture)✖️未来(Future)という造語で決まりました。そしてVisionは「農業のこれから。を創る」、Missionは農作物を適切な形で届けるです。

これらが決まった背景として、サスティナブル/SDGsという切り口で色々なメディアで規格外野菜/フードロスといった切り口で農業の現状は大変だから助けてあげましょう。といった報道が多いと感じています。

OYAOYAも規格外野菜をアップサイクルしているので、そのような文脈でのメディア露出は色々と合ったのですが、この傾向は農業界にとってプラスに働いているのかな?と疑問に感じたことがあります。実際、OYAOYAを創業してから規格外野菜を扱う会社やプロダクトは多くなっていると感じています。

OYAOYAを通じて農家さんと向き合う中で、"旬の美味しい野菜を食べて欲しい"といった考えてみれば当然のことですが、このような想いを持たれている方が多いように感じました。しかし世の中においては、もちろん野菜の美味しさも大事な評価基準ではあるものの、ネット/メディアでのサスティナブルな取り組みの方が評価されているように感じていました。

そのためOYAOYAでも2022年2月に新しい切り口として、"農業のこれからを語ろう"というタイトルで、Agritureという雑誌的なのをリリースしました。雑誌の内容は至って真面目に乾燥野菜の原料である素材に追求して、農家さん目線での「農業のこれから。」について語っていただいたものをテキストにしました。

この取り組みがある種、OYAOYAという事業を通じて、はじめの1歩であるお客さんとの繋がり。そして八百屋さんのように農家さんの魅力や野菜の美味しさを伝える2歩目を踏み出したと思っています。

初めは規格外野菜が勿体無いと感じた違和感から、そもそも情報の届け方に対する違和感に変化していったのかなと感じてます。そのためOYAOYAも理ブランディングを進めて、以下のような記事を出しました。

ビジョンへは近づいているのか

遠回りをしましたが、タイトルにある「農業のこれから」というビジョンに近づいたかを改めて考えると以下の指標がビジョンに近づいると思っています。

1.ユーザさんがOYAOYAについて、"規格外野菜"ではなく"乾燥野菜"や商材的な魅力に惹かれて購入しているか
2.農業/野菜というジャンルにおいて常に先進的な取り組みが出来ているか
3.最後に関わる人がどう変化しているか

乾燥野菜の魅力

当初は規格外野菜をアップサイクルした取り組みとして、メディアや様々な場所で紹介してもらったおかげで、社会に良いことをしているブランドのような見方をしていただくことが多かったです。

ただ、昨年の夏前に理ブランディングを少しずつ進めている中で、"京野菜"や"乾燥野菜"といった切り口で紹介をしていただくことも徐々に増えてきました。どちらが良いといったことはなく商材として勝負できるものを届けられないと意味がないと感じているからです。

この点においては発展途上ではあるものの、徐々にOYAOYAの見られ方も変化しているのかなと思います。

先進的な取り組みが出来ているか

ここに関しては非常に評価が難しいです。新しいことをすれば良いわけでなく、意味のあることをユーザの方に届けられるかが重要だと思っています。

例えば、noteでもレシピをアップしている切り干し大根を使ったケーキレシピなども先進的だと思いますし、日本とアジアのデザイン賞を受賞したことも指標の1つだと思っています。このパートは土台が出来てきた今から取り組んでいくことかもしれません。

ブランドに関わる人

Vision/Missionを達成するためには自分1人ではなく、チーム的に動く必要があり力強くなると感じています。初めは1人で動き出し、パートナーとして事業に関わってくれている方と出会い、何もなかった時に参画してくれたのおかげで、ブランドが立ち上がりました。

そこから段階を追って、様々な属性の方がOYAOYAに関わってくださり、現在は正確には数えられない方に協力をいただいています。スポットでレシピ開発や、動画内で使ってくださった方、初めに購入して今でもたまに応援メッセージをくださる方など、皆さんには非常に感謝しています。

どのような形であれど、関わってくださる方が増えることでよりブランドは力強くなっていくと感じています。

↑これはOYAOYAの始まりでもある1つの人参です。

Visionに向けて2歩目を踏み出した

長々と書きましたが、結論としてはみなさんのおかげで1歩踏み出すことができ、次にやっと2歩目を踏み出した進捗かなと思っています。

VisonはGoalがあるわけではなく、あくまでも方向感ではあるのでこのまま日進月歩で前に前に進んで行ければ良いなと思います。途中でVisionやMissionが変わることも良いことだと思っています。

そんなこんなで、創業2年目に突入をしたので引き続きOYAOYAをはじめとしてAgritureをよろしくお願いします!

特に宣伝事項はないので、おすすめのアレンジレシピを貼っておきます。(グラノーラバーに乾燥野菜入れると食感変わったりして面白いです。)


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