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チョコレートのもとのもと。見た目と中身のギャップに衝撃。その名は「カカオ」。

チョコレートは、お好きですか?
チョコレートになる前の、植物としてのカカオについて先日Twitterで触れたところ、なにこれ⁉という、とっても良い反応をいただきました。まあまあぎょっとする見た目の奇妙さが、チョコの美味しさとのギャップをうんでいます。だって、まさか、まさか木から実が…そんなカカオのお話を少し。


1.チョコレートのもとになるカカオ、実はこんなお姿。

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チョコレートは、カカオという植物の種子になる、カカオ豆からできています。カカオ豆を色々加工して、チョコレートが作られます。カカオ豆は種ですから、果肉に包まれていますよね。果肉があるということは、そのまわりに皮があって、果物として何かに繋がっているはず。例えばリンゴみたいに。幹があって枝があって。あの姿が、メジャーだと思います。けれど、カカオは、ちょっと、なんというか想像の斜め上をいく植物で…最初見た時は。まぁ、大変!変異しちゃったのかしら?と思いました。

お花が咲いてる所。可憐で素敵ですね。

名称未設定のデザイン


...まさかの幹から実がはえている。

名称未設定のデザイン (1)

正確には実と木の間にはヘタがありますけど...生えてますね。
調べると、幹から実がなる植物は他にもいくつかあって、熱帯に多いそうです。パパイアとか。

どうしてどうして、これ食べてみようって思ったのかな。最初はそんな疑問がよぎりました。世の中そんな食べ物ばかりですけどね。食べれるかどうか、試し続けてきた先人たちには頭があがりません。おかげで今チョコレートとして美味しくいただけています。名もなき勇者たちよ有難う。

ちなみに、中の白い部分は甘酸っぱいそうです。カカオパルプジュースとして出してる所も。


2.カカオ。またの名を、神々の食べ物「テオブロマ」

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カカオ自体は1万年以上前から食されていたそうですが、ザラザラしたスパイシーな飲み物だったようです。今みたいな食べ方をされ始めたのは、ここ170年ほど。チョコレートって割と近代の発明品でございます。
ヨーロッパに入ってくる前は、メキシコ方面で栽培されていた、神様に捧げるための激レア食品。学名にも「テオブロマ」とついてます。ギリシャ語で「神々の食べ物」という意味だそう。なんだか神々しくみえてきましたよ。
当時はそれこそ高貴な方々しか飲めない、超セレブ食。お薬や、栄養ドリンクのような位置づけだったようです。
さらに進んで、ホットチョコレートとして飲んでいたころのお話はこちら。



3.現代のチョコレートたち


そんなお食事に近かったカカオを、甘くしたらうまいぞ!あぶらを減らして粉末にしてみた!なめらかにするともっとうまい!固めたら持ち運べるな!ミルクとの相性グンバツ!とそれぞれの方が技術革新をおこし、段々今のチョコレートの形になっていきました。特に有名な方は、ココアのバンホーテンさんではないでしょうか。

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おかげで、あらゆるチョコレートのお菓子を楽しめるチョコレートパラダイスのような現代となっております。
スーパーでもチョコレートのお菓子がたくさん並んでいますし(筆者はきのこ派)、お菓子屋さんにも色々なチョコレートを使ったお菓子がたくさんありますね。名称に決まりがあるのですが、ややこしいので省きます。

チョコレート系スナック菓子:ポッキーやコアラのマーチ。スーパーやコンビニで。

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ボンボンショコラ:一粒の小さなチョコレート菓子。洋菓子屋さんで。

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タブレット:板チョコのこと。ビーントゥバーというスタイルのチョコレート屋さんが良く使う名前。実はスーパーでもビーントゥーバーのタブレットが手に入る。明治のザ・チョコレートという板チョコ。食べ比べが楽しい。

※ビーントゥーバーは、カカオ豆からチョコレートになるまでを作り手が一貫して手がけるスタイルのこと。

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明治


おまけ.今気になるチョコ屋さん


ということで、チョコレートのもとの姿をご紹介しました。不気味ですが、美味しい植物、カカオ。真夏になる前に、美味しいチョコレートをゲットしておきたい所です。

今気になっているのは、沖縄CACAOさん。チョコマニア数名の方が推されておりました。沖縄の素材をいかしたチョコレートを作っておられますが、なんと沖縄産のカカオ栽培にチャレンジされているそうなのです!国産は激レアです。しかも、熱帯はカカオの栽培には向いていても、チョコレートの加工には向かない気候。栽培と加工を同じところで取り組んでいるのは、すごい。そしてカカオは土地によって味がすごく変わるので、どんなお味になるんでしょうか…いつかいただいてみたいです。


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