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J. F. Oberlin Universityの博士後期課程の志望動機

オベリンナーになりました

オベリンナー(桜美林大学の在校生や卒業生の愛称)の尾関です。桜美林大学に入学してはじめて大学本拠地・町田に行きました。そしてとうとう桜美林学園の創立者の清水安三さんにお会いました!
ここは大学のキャンパスって感じでいいですね。リベラルアーツ学群、健康福祉学群、グローバル・コミュニケーション学群、心理学実践研究学位プログラム、国際学術研究学位プログラム(心理学研究領域)があるということで、若者もたくさんいて元気が出ます!私も1年生になったのだと感じます。
さて、私が桜美林大学 大学院 国際学術研究科 国際学術専攻 博士後期課程(経営学領域研究)を志望したのは、いろいろな理由があります。それを順番に説明します。

学園創立者清水安三先生

博士後期課程への志望動機:アカデミックスキルの体得

研究を進めるためには、そもそもアカデミックスキルを向上させたいという思いは強かったです。それが博士後期課程に進む最大の理由です。
横浜国立大学教育学部では教育の実践に重きが置かれなかなか研究というスタイルではなかった。
その後の事業構想大学院大学は、先輩起業家たちのベストプラクティスを学ぶスタイル。
その次の名古屋商科大学大学院マネジメント研究科は、ケースメソッドを通じて、学生同士が経営者の苦悩に没入しながら経営理論を体得するスタイルだった。
これらの大学や大学院経験では、アカデミックスキルは十分に着いたとは言えず、この点を補強して、米粒のようでもいいので、誰も知らなかったことを私が見つける方法を身に着けたい、そのためのスキルを体得したいと考えました。

桜美林大学の志望理由①:社会人を受け入れる環境

ただ、博士後期課程って、基本は平日昼間を想定している大学のほうが多いのではないでしょうか。
正直、研究者の中には研究をなめるなよ、仕事の片手間ではできないぞという矜持に近いものを感じることがあった。
それでも社会人にあわせて平日夜や土日に博士後期課程を設定してくれている経営系の大学院は限られますが存在します。
例えば関東では、一橋大学筑波大学東京都立大学埼玉大学北陸先端科学技術大学院大学東京サテライト専修大学、などは候補にはあがります。
しかし研究実績がない修士だった私を受け入れてくれる大学院は、それほど多くないのが現実です。院試の受験前に、教授による事前面談をすると「君は博士課程は無理そうだから、修士から頑張って」という至極まっとうな助言を受けます。確かにアカデミックスキルがないのですが、正直4年間で2回も修士課程に行って、さらにあと2年間も修士課程というのはつらいというが本音です。
もっと言えば事前接触NGの大学もあります。事前に教授と合わずにどうやって、外部進学生が担当教官を決めるのだろうかと思いました。実際に受験をした大学院もありましたが、初対面が面接なのでなんだかいい印象はありませんでした。事前面談なしってお互い無駄なんじゃないだろうかと思いました。
そこで、社会人向けの学内態勢が整っており、そんことを確認するために教授と事前面談をできる大学を探しました。

桜美林大学の志望理由②:指導教官

シンプルに言えば指導教官次第です。とにかく教授と事前面談して、アカデミックスキルが低い私を受け入れてくれる教授(≒研究室)を探さないといけません。経験不足の私の実情を説明し、その意欲やバックグランドを見て、研究室に受け入れてくれる指導教官に出会わないといけません。私の場合は、それが鈴木勝博先生でした。経営学の研究室なのに指導教官は博士(理学)という一風変わった学歴。京都大学理学部(理学・学士)→京都大学大学院 理学研究科(理学・修士)→東京大学大学院 理学系研究科(理学・修士)→東京大学大学院 理学系研究科(理学・博士)という物理の人。その後に早稲田大学理工学術院客員主任研究員→東工大と華麗な職歴。私は実証研究の手法を学びたかったので、理系の先生に師事したいと思いました。
さらにコーポレートガバナンスを学ぶためにはファイナンスの専門家にも助言を頂きたいということで境睦先生。学習院大→早稲田大学大学院 商学研究科(修士)→早稲田大学大学院 商学研究科 商学専攻 博士課程単位取得満期退学→明治大学(博士)。「伝統的既存事業の変革」を研究するためには、まずは取締役会に注目しました。取締役会が機能しているのかを知るためにはコーポレートガバナンスを深く知りたい、そのためには境先生との交流がしたいというのが動機です。

桜美林大学の志望理由③:新宿という立地

正直、新宿という立地は、決め手の一つとして大きかったと言えます。自宅からも会社からも大江戸線を使うとかなり便利です。社会人大学院生にとって交通利便性が高いことは重要です。山手線から大きく外れた立地にある候補大学もありました。受験前に下見に行きましたが、道中で「これを通うのは結構、大変だなあ」と感じました。

目指すは4足の草鞋

教育者であり牧師でもあった清水先生にあやかって、私もパラレルワーカーで生きていきたいと思っています。起業家としての経営者、経営学の研究者、教育者とスイマーの四足の草鞋を履くのが夢です!
起業家としての経営者はスタートアップのような資本を梃に大きく速い成長を目指すのではなく、スモールビジネスだがやりがいのある事業を目指しています。
教育者は、学んだことを学生に少しでも還元したいと思っています。当初は小学校の先生を目指していましたが、今夢道半ばです。
そして最後はオーシャンスイマーを目指しています。経営者も研究者も教育者も場所を選ばない時代がすぐそこまで来ています。しかしオーシャンスイマーには海が必要。暖かい南の島でゆっくりと泳ぐ日々を目指しています。
そして研究者への道。私の経営学の研究テーマは、「伝統的既存事業の変革」です。伝統的な企業は新興企業に淘汰されるのか、消費者から徐々に見放されるのか、それとも有形無形のアセットを活用して長く生き延びるのか。それを分けるのは一体何か?を考えています。これを研究するために大学院を探していました。その答えが桜美林大学でした。


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