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一年生、2日目の雨降りは☔️

「雨が振っちゃったかー。しかも雪混じりか😱」

朝起きて最初に思ったことです。

昨日入学式を終えたばかりの小学校では、新一年生がお迎えなしで下校ができるようになるための、コース別の集団下校が始まります。

その初日である今日は、ぜっっったいに、雨が降って欲しくないのです。一年生の担任にとって、365日中最も晴れて欲しい日です。

それが…、雨…。子ども達も先生方も大変です。

どのように大変かといいますと…?


  1. 一年生は1人でカッパが着られない。それは、ランドセルを背負っているからです。全員がほぼできませんから、お友達と協力して着て欲しいところですが、そのような関係性もまだできていない時。着れなくて泣いちゃったりします。担任はせっせと着せて回ります。(一年生は、MAX35人ですからね!)

  2. コース別の色シールが見えない。ランドセルの横に、帰り道を分けたコース別の色シールが貼ってあります。入学式の前に教材購入と共に配布され、その時に貼ってあるものです。保護者の方は何色か分かっていても、子どもは知らないことが多いのです。「○○さんは○色よ。覚えてね」と言っても、覚えていない子がいますから、色を確認するために、カッパをいちいちめくります。

  3. 名前と顔が一致しない。入学式のその日に全員の顔と名前を一致させるなんてことは難しいので、担任は机に貼ってある名札を頼りに認識をします。名札もついていますしね。でも、コース別に並び直すととたんに分からなくなります。ですから、自分で名前を言えることは大事ですよ♪

  4. 友達の顔が分からない。2日目ですから当然ですが、友達の顔を覚えていないので、並ぶということが難しいのです。ですから、一度並んだあとは動かないでいて欲しいのですが、動いちゃうんだよなぁ😅そうなるともうカオスです。それで頼りの色シールが見えると良いのですけどね。カッパを着ていて見えない!

  5. 玄関ホールが混雑。雨降りだと玄関を出て前庭に並ぶことができません。玄関近くのホールに一度並び直し、コースごとの担当の先生に引き渡すのですが、混雑して列がくっつくことで、またまた違う列について行ってしまう子がでてくるのです。混雑は敵!そして、列を直そうとしてもランドセルの色シールは見辛い😞

  6. お迎えで行方不明。2日目が雨だとお迎えが増えます。コース別担当は名簿を持って全員が確実に帰ることができるよう、常にメンバーを把握しています。玄関を出てすぐに保護者が連れて帰ってしまうと、突然いなくなった子を探さなければなりません。必ず担当に断ってから連れて帰って欲しいのですが、保護者にとっては初めてのことですからね。行き違ってしまうことがあります。

  7. 家への曲がり角が分からない。雨で視界が悪くいつもと違う風景なので、自分の家の曲がり角が分からなくなります。初めの日は保護者の方に曲がり角まで出てきてもらうようにお話していますが、雨の中長い間待たせてしまったり、赤ちゃん連れだったりすると、雨がほんとうに恨めしくなります。

  8. 往復して自分もずぶ濡れ。学校に帰ったら着替えられるように、着替えの用意をしておきますよ。


とにかく初日は、全員が無事に下校できると花丸です。そのくらい下校指導は大切なのです。以前は五日間くらい集団下校をしていましたが、今では3日ほどです。その後は車を走らせて見守ることを続けます。

下校後、「ウチの子がまだ帰って来ていません!」という電話が1番怖いですからね😱


午前中に新品のランドセルを背負って帰っていく一年生をみかけたら、そっと温かく見守ってくださいね!帰ることも真剣勝負の一年生ですからね🎵

退職して、雨が降ったからお出かけはやめておこう🎵という生活がなんとのんびりしていることか。

学校にいて一年生の担任なら、今頃こんな⇧感じだっただろうなぁ。みんな頑張れー🤗

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