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「脳波買取センター」ができるなら「脳波提供センター」もありなのでは?

脳波提供センター(個人)やってみます

はじめに

ということで、脳科学研究や脳科学ビジネス向けに自分の脳波を計測して、提供してみようと思います!大学での脳科学研究や脳科学ベンチャーでも脳波は測っていたので、データや実験手法等のクオリティは保証できますし!なるべく分析しやすいデータを提供できればと思っています👍
([BWTC Trade Week]脳波買取センター(イベント公式)では「投資・協賛企業に脳波データを提供する」とありますが、脳科学ベンチャーにいた身からすると正直『扱いづらいデータだな…』と思ったので…後述します。)

どんなデータを提供するのか

基本的にはApex Legendsなどのゲーム中の脳波を計測する予定です。
「敵が来た場面」「索敵してる場面」「敵から隠れる場面」など様々なシチュエーションの脳波を提供できると思います。
使い方の例としては、『各シチュエーションの心理状態と脳波の特徴(アルファ波が多いなど)を紐づけることで、その他のシチュエーションに応用できる心理状態把握のアルゴリズムを作る』といったことが考えられるかと!
あとはeスポーツで活躍するプロゲーマーと一般ゲーマーの違いを見てみたりとか!(今のところ被験者が私一人なのでN数的に少ないという点もありますが…そこはデータ数でゴリ押ししたい所存…)

どこで提供しているのか

脳波データはelu[エル]で購入できるようになってます↓(試用版は100円です)
eluへのアクセスはこちら
ゲームプレイ画面はYouTubeにアップしていきます↓
YouTubeへのアクセスはこちら
YouTubeの動画を見て「この場面のデータが欲しい」と確認してeluにアクセスするという流れを想定しています。

データの内容

脳波データは、簡易脳波計を使ってFp1から512Hzで計測してcsvで提供します。中身は経過時間、タイムスタンプ、信号クオリティ、脳波(㎶)です。
(信号クオリティとは「脳波計が正しくデータを取れているか」を表すものです。数値が"0"であれば問題ありませんが、"0"以外であれば何らかのエラーが起こっている可能性があります。例:脳波計がずれていて皮膚と接着していないなど)

脳波データの例

YouTubeの動画データにもタイムスタンプや計測経過時間があるので、そこで脳波データを紐づけてもらえればと思います!(1秒ごとに更新してるのでややざっくりとしたタイムスタンプとなっています)また、動画のほうには私が作成した簡易的な心理状態推定アルゴリズムも掲載しています。こちらはあくまで参考程度に見てもらえればと思います(下図)。

簡易アルゴリズムの画面

左下は計測経過時間、上部はタイムスタンプ、右側の緑は信号クオリティ(緑ならOK、黄や赤なら脳波が正しく取れてない可能性がある)、中心は簡易アルゴリズムです。
ぜひぜひデータを使ってみてください!!
その他不明点があればこちらのツイッターまでお願いしますm(__)m

付録:脳波買取センターのデータはどこが扱いづらい?

ということで、先述したデータの扱いづらさについて記載します!
脳波データを扱う際に必要なのが「何をしている時に取ったデータか」というタグ付けです。例えば「ゲームをしている最中」とか「音楽を聴いている最中」とか。周りのシチュエーションと脳波データを組み合わせないことには分析のしようがありません。
脳波買取センターでは一応「何を考えていたのかを被験者に聞く」ことでタグ付けしようとしてるみたいですが
『本当にそれを考えていたのか』
『100秒間ずっと考えていたのか』
『考えているだけであって実際に行動はしていない』
『"料理"のことを考えてたとしても"調理している状況"なのか"料理を食べている状況"なのかが分からない』 など
気になる点が多々出てきます。
脳波買取センターの本来の目的である「脳波絵画」を描く場合はそこまで気にならないですが、脳波データを受け取る側はやや困りそうだなという印象を受けました。
※脳波買取センターさん!データを受け取る側のために詳細なタグ付けをお願いします!!


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