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【読書】群青にサイレン(桃栗みかん)③〜⑥

昨日ソルロンタン食べたあとにキンパ(韓国風海苔巻き)テイクアウトしてきました。クリームチーズがおいしくて具だくさん!値段は韓国の倍くらいしましたけど…。


さてさて読書記録今年3冊目。漫画だし一気にまとめ読みしたので1冊カウントでいきますね。

群青にサイレン 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)
桃栗みかん

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私は高校生頃から漫画をほとんど読んでいません。お金がかかるし1冊買ってもなかなか話が進まないから。社会人になったらなったらで、今さら興味のわく漫画もあまりなく、代わりに今まで大嫌いだった活字に少しずつ触れるようになり、漫画はそれからもあまり読んでいなかった気がします。

中学生頃、桃栗みかん先生の作品が大好きでした。中学生の頃ジャンプで『りりむキッス』(河下水希名義)を読んで、「なんて可愛い女の子を描くんだ!」と衝撃を受けました。

りりむキッス 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
河下水希

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『いちご100%』も読みましたが、段々絵柄が肉感的になりすぎて好みと違ってきて途中で離れそうになったところ、河下水希先生が昔別名義で少女漫画で連載をしていたことを知りました。その後古本屋で『あかねちゃんover drive』『かえで台風』を見つけて、何度も何度も読みました。

新装版 かえで台風―タイフーン― (マーガレットコミックスDIGITAL)
桃栗みかん
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数年前、少年ジャンプ系列でいくつか連載を終えた河下水希先生が、ふたたび桃栗みかん名義で連載、しかも少女漫画で主人公が男子の野球モノをやると知り、驚愕。予告のイラストは、完全に私が好きな桃栗みかん先生の画風でした。それで数年前に①~②巻を読み、続きを待っていたつもりが忘れて放置してしまい、Kindleの奥底から発掘して久々に続きを購入しました。

自分語りが長くなっちゃった。このペースだと読書記録を書くのに時間がかかって肝心の読書が進まない…。

修二がどうしても好きになれなくて読み進めてきたけど、まだあんまり好きになれない…。かといって空にも共感できず。という状況が続いています。ふたりとも掴みどころがないのかな? 修二のキャッチャーとしての心の切り替わりもきっかけが弱いように見えるし、空って陰で「嫌い」って言われてるの聞いたくらいであんなに修二に対して態度豹変させるような性格なのかな?自分の心を押し殺すタイプに見えたのに…。

それと、「あの日」の真相があまりページを割かずあっさり空→修二に伝わったのがしっくりきませんでした。「ひいきされてたんだ」、という空の一言で何故修二はそれを信じられるのか? 少年野球時代の監督と自分の母親がデキてたから、というのが決定的証拠なのに、何故それを口にしないまま無条件で修二が信じたのか…違和感しかない。それからすぐに周りからの本当の評価を修二が知るのも都合良すぎないか? と思ってしまいました。

色々違和感を覚えるところはあったけれど、絵が本当に上手くて美しくてページをめくる度に感動します。スレンダーな男子の描き方が本当に良い。『いちご100%』で完全に作風が変わってしまったのかと思っていたら、単に使い分けていただけというのが驚き。今までドタバタラブコメを描いてきた作者が初めて人間の悩みとか嫉妬に深くフォーカスした作品だからこそ、最後までしっかり描ききるのを見たいです…。あとは、女子の扱いがもう少しよくなると尚良し。少女マンガだから。男子に憧れたりサポートするだけじゃなく、一人の自立した女の子もいていいと思うんだ。

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