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パリの26,894歩

ただただ目的もなくパリの街を歩き回るのが大好き。相棒のカメラを持って。

カメラは、10年前に買った一眼レフ。なんせ重いので、新しいカメラを買おうとなん度も思ったけれど、どの旅にも一緒に行っていたので思い出が詰まっていてなかなか手放せなくていまだ使っている。

カメラと出会ってから10年間、今は沖縄に住んでカメラマンをしている親友と、よくいろんな場所を、あてもなく散歩した。鎌倉、浅草、卒業旅行のベトナム、フィリピンのきれいな島、沖縄の古宇利島。きれいに撮れた写真をお互いに見せ合う時間が大好きだった。


社会人になって文章を書く仕事を始めてから、改めて写真の魅力を考える。世界には言葉にできないことの方があまりにも多く、むしろそっちの方が大切で大事にしたいものだったりする。写真は言語化されていないから、その一枚から無限のものを伝えられるし、受け取れるのがまたいいなあと思う。



4月28日日曜日、パリの26,894歩の記録。気のゆるせる人と、なんてことない話をして、捉えたい世界を見たら立ち止まってシャッターを切って、また進んで、のろのろ歩くとあっという間に2万歩を超えている。

自分は見過ごす景色も、その人にとっては残したい景色だったりして、「彼はそこを撮るのか」と見ているのが楽しい。

最近また寒いけれど、夏に近づくパリは本当に美しくて、ただただ何時間も、セーヌ川の川縁に座っている人たちの気持ちがわかる。

写真を撮るのが好きな人が好き。日常の何でもない美しさや、小さな幸せを、見逃さない人だと思うから。




更新が一年ぶりになってしまった。最近はいろんなことがあったけど、なんだかやっとまた、自分らしい文章を書きたいなと思えるようになった。来月ママになる親友が文章を書いていたので、おそらくそれに影響を受けた。

「エリカはBest friendが何人いるの?」と、よく言われるけど、沖縄に住む親友とは別の親友。

大好きな人たちをみんな、「Best friend」と表現したくなってしまうよ。

いつも見てくださっている方、どうもありがとうございます!こうして繋がれる今の時代ってすごい