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ハノイに、春が、きたっ。

ハノイは一応、四季がある。はるっ、なーーーーーーーーつ、あきっ、ふゆ。というかんじ。春と秋は3日くらい。もう最近はすでに春、を通り越して、夏といった方がいいかもしれない。周りのベトナム人はみんな長袖を着ているけど、わたしだけ既に夏服で仕事をしている。


明るい日が好き。天気が良くて、青空が広がって、遠くまで見渡せるような日が好き。ハノイは曇りの日が多い。だから、ただ晴れるだけで、わたしは朝からウキウキする。


晴れた日に「いい天気だなあ〜〜」と、わたしが呟くと、隣で相方のMyちゃんがいつも「いい天気じゃないよ〜〜」と、言う。曇りの日が多いハノイの人にとって、「いい天気」=「曇りの日」らしい。晴れている日は、紫外線が多いから嫌なんだとか。わたしの後ろに隠れて日にあたらないようにするMyちゃん。


晴れている日にワクワクしない人類がいるなんて、とわたしは今でも衝撃である。晴れている日に干すふかふかで太陽の匂いがする布団とか、朝起きた時の眩しいのとか、外で食べるランチとか、ぜんぶ好き。


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春がわくわくする大好きな季節に変わったのは、いつからだろう。春ってなんだかお別れが多くて、新しく始まることも多くて、冬からの切り替えがうまくできないから学生の時は少し苦手だった。クラス替えも、お別れ会も、嫌だった。


今は、これから新しいことが「はじまる」ことにワクワクするのが、春。

日本はまだ、寒いかな。



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四季って、感情を豊かにすると本気で思う。9月の切なさとか、12月のわくわくとか、8月のはじけた感じとか。南国に住んでいる人は、この気持ちを知らないなんて、不思議なかんじ。Radwimpsの「セプテンバーさん」を聴いても、切なくならないなんて、変なかんじ。


ハノイには、四季がある。だから、わたしはみんなと気があうのかもな。


ハノイに、春が、きたっ。




いつも見てくださっている方、どうもありがとうございます!こうして繋がれる今の時代ってすごい