親の機嫌を怯えながら伺っていた。玄関ドアの開閉する音の具合いで、親の機嫌がわかるぐらいになっていた。神経を研ぎ澄ましていた。家が安心できる居場所じゃなかった。あの時は、とても辛かった。怖かった。他人が羨ましく思えた。 
でも外では平気な顔していた。

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