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ゆとり世代が「ゆとりですがなにか」観た

映画版、「ゆとりですがなにか」を観た。

登場人物たちが、みんな同世代ということもあり、なんだか、しばらく会ってなかった同級生に再会したような気持ちだった。

映画の中の彼らは、変わったところも変わらないところもあって、でも、現実の世界で生活している私たちと同じようなことで悩んだりしていて、そんなところも、クラスメイトって感じがして良かった。

ちょっと話がずれるんだけど、同じ時代を生きたというか、同じ空気を吸ってきたからわかるもの、リアルに感じられるものってあるんじゃないかなあ、と思っている。

私、村上龍さんの「69」っていう小説が好きなんです。タイトルの「69」は、1969年からなのかな。村上龍さんの自伝的小説と、どこかで見た気もします。

私が生まれるずーっと前のお話なんですよね。
だから、当時の雰囲気を私は知らない。バリ封も、レコードも、フェスティバルも、想像するしかない。だけど、その当時青春時代を送った人が読めば、懐かしいなあ、こんな感じだったよな、って感じるんじゃないかな。

話を戻して、だから、ゆとり世代が、ゆとりですがなにかをリアルタイムで観ることができて良かったなあ、と思ったんですよね。

うまく伝えられないんだけど、映画を観るのって体験だと思うの。観て何を思ったか、ってのもそうだけど、いつ観たか、とか、誰と観たか、とかそれもひっくるめての体験っていうかさ。

映画の中の彼らと、全く同じ体験をしたわけじゃないけど、同じ時代を生きていて、だいたい同世代でさ。友達と久しぶりに話して、お互い色々あるけど、ぼちぼちやろうぜ!みたいな。

そういう気持ちで観れる作品って、そんなに数も多くない気がして。面白いなあ、って思ったんだよね。みんな、ほんとにどこかで暮らしているんじゃないかな、って思うもん。

作品を通して、嫌なやつがでてこないのも良かったな。ドラマ版のオープニングだった、感覚ピエロの曲がそのままだったのも嬉しい。
あの歌好きなんですよね。

感想書くのって、やっぱり難しいな。エンドロールの映像が、普通の日常なんだけど、心があったかくなる感じがしました。

まだ公開中だと思うので、よかったら是非。





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