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【希少疾患を知る⑤】多発性硬化症(MS)

こんにちは!ペイシェントアクセス室です。
今日は、多発性硬化症(MS)という希少疾患について、どんな病気なのか簡単に紹介させて頂きたいと思います。

日本では約2万人

MSは、神経線維を覆う髄鞘(ずいしょう)という組織が炎症によって壊れてむき出しになり、さまざまな神経症状が起こる病気です。国の調査によると、MSの当事者は約2万人(令和2年度 厚生労働省衛生行政報告例では2万1,437人)です。発症者は若い成人女性に多く、平均発症年齢は30歳前後です。15歳未満や50歳以上での発症は少ないとされています。

MSの詳細な原因は解明されていませんが、自己免疫疾患と考えられています。親から子に病気が遺伝することはありませんが、病気の「なりやすさ」には遺伝的な要因が関わっていると考えられています。また、なりやすさには「ヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)」という白血球の“型”が関係していると考えられており、MSになりやすい型も特定されつつあります。

症状は病変の場所によってさまざまで、視野欠損、身体のまひ、手の震え、運動障害、排尿・排便障害などがあります。治療にはステロイド、再発予防にはインターフェロンやモノクローナル抗体などが用いられます。

もっと詳しく知りたい方は、難病情報センター(指定難病13)などをご確認ください。

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