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言い合いになって泣いても、働いて楽しい職場

私たち持続未来グループは、人を必要とする事業を多く行っています。
施設管理、中でも清掃サービスには多くの人手が必要です。障害福祉サービスも、公共施設の運営もそうです。

まさに人的供給制約がかかるこれからが正念場になりますが、そういった事業を行っていると、つくづく重要だと思うことがあります。
それは、社員のみなさんが人間関係に悩まされず、何らかの楽しみを感じて働ける職場であることです。

これが重要、というかこれさえ出来ていれば、事業は9割方上手くいくと言っても良いと思います。

そういう意味では、昨日まで出張していた北海道の事業所は、本当にいい職場だったと思います。


■ 泣くほど言い合うが、人間関係は良い


北海道の事業所では、放課後等デイサービスを運営しています。「アフタースクール シーグラスめむろ教室」と言います。

ここのスタッフのみんなは子どもたちの支援に熱心で、毎日のミーティングや定例の職員会でも支援方法について熱く話し合っています。
で、ヒートアップするとスタッフ同士で言い合いになって、挙げ句泣いてしまうこともあります。

でも、人間関係が険悪かといえば、まったくそんなことはないのです。むしろかなり人間関係は良い。

考えてみれば当たり前なんですよね。人間関係が険悪だったら、そもそも泣くほど熱い言い合いはしません。むしろ議論など避けて、顔を背けてしまうでしょう。険悪な職場は、そういう表の場面ではなく裏で揉めます。

とはいえ、実際に泣いたりするとこちらはハラハラしてしまうのですが。

■ 積極性があって明るい


この事業所のスタッフは、面談でも積極的に意見を言ってくれます。良いことも、こちらの耳が痛いことも。

しかし、耳が痛いことを言ってもらわないと、こちらは問題に気づくことができません。だから、言ってもらうのはありがたいのです。

でも、言ってもらえないことが少なくないのです。言えないのはスタッフではなく私たち経営側に問題があるのでしょうが、それは寂しいことです。そして何よりも事業の改善が遅れることになります。

明るいのもいいですね。耳が痛いことを言ってくれるのはありがたいのですが、明るく言ってくれるので、聞く側としては心理的にありがたいです。

また、懇親会などにも積極的です。

今どきのことなので、出張に行ったときも「懇親会をしよう!」とはなかなか言えません。そう言ってしまうと参加強制と受け取られるのではないかと考えてしまいます。

けれどそんな心配をよそに、お店の予約まで楽しんでやってくれるのでとても助かっています。やはり同じ場で食事して話すと楽しいですからね。

■ バランスが取れている


とはいえ、積極的と言っても色々な形があります。
どんどん発言するだけが積極性ではありません。自分の持ち味で、独自の知見で、要所を締めることだって積極性です。

それぞれのスタッフが、それぞれのキャラクターを生かし、互いを認め合うことでチームは出来上がると思います。

■ 心配なのは…


まず心配なのは、こうした良いチームビルディングができているということは、スタッフ各自の努力もありますが、リーダーの力が大きい=大きな負荷がかかっているということです。

もう一つの心配は、スタッフが入れ替わること。
今月1人のスタッフが退職し、新しいスタッフが加わります。これは未知数なので、今から心配しすぎてもどうしようもないのですが。

(それはそうと、退職するスタッフは新しい事業の立ち上げを計画中です。退職は寂しいのですが、この事業、私たちも応援したいと思っています。もう少し具体化したら、このnoteでも紹介します)

■ 「多様な人たちが働いて楽しい」


こうして上手くいっている職場を見ると、私たちグループの基本理念「多様な人たちが働いて楽しい」というのはやはり大切だなと思います。

「多様な人たちが働ける」のではなく、「多様な人たちが楽しく働ける」のでもなく、「多様な人たちが働いて楽しい」のです。

働けるだけでは不十分です。
楽しく働けるに越したことはないけれど、現実にはそうはいかないことがほとんどです。だって仕事ですから。
でも、同じ働くなら何か少しでも楽しく感じられればいい。
そんなふうに思います。

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